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03.12世耕弘成議員~競馬・パチンコ・日教組、そしてあたみ百万石~

2012.3.12参議院予算委員会での世耕弘成議員質疑の議事録全文です。

週刊文春2.16日号に『小川法相 7300万円 弁護士報酬「違法請求疑惑」!』とセンセーショナルな見出しで取り上げられた『あたみ百万石事件』。そして国会での疑惑追及が始まった、その第1回目がこの日の質疑です。更に追求はこの後3.16の柴山議員へと続いていきます。

興味深いのは小川法務大臣の釈明です。聞いてもいない裁判の話等を御丁寧に長々と説明してくれています。これらの小川大臣の釈明が今後解明されるであろうこの事件の中でどの様に崩されていくのか…目が離せません。これがドラマや他の国の話であるならば、楽しむ余裕もありますが如何せん我が国の問題ですから正直洒落になりません。

その他、この日の世耕議員の質疑では様々な問題点を指摘しています。世耕議員GJです!

・台湾献花冷遇問題
・小川法務大臣の馬主問題から
・細野豪志のパチンコ献金疑惑
・民主党政権になって膨張した生活保護費の問題
・神本美恵子政務官と日教組の関係について

以下、議事録全文です。


台湾献花冷遇問題
世耕弘成議員

自由民主党の世耕弘成でございます。

昨日は、私も東日本大震災一周年追悼式典に出席をさせていただきました。大手術の後のお体を押して御出席いただいて、そして非常に心のこもったお言葉を述べられた天皇陛下のお姿に大変感動いたしましたし、また、御遺族3名の方の御挨拶にも非常に心を打たれるものがありました。

しかし、その中で、私、二点ほどあれっと思ったことがありますので、総理、実行委員長でいらっしゃいましたんで事実関係を是非教えて頂きたい。

まず一つは、天皇陛下が御入場になる時、御退場になる時、これ普通、ああいう式典ではどこの国でも大統領や国王が出たり入ったりされるときには全員起立して迎えるものですが、場内アナウンスが流れて、着席したままにしてくださいと言われた。言われたから私もそうしていましたけれども、非常にあの式典としては変な形になったと思いますが、これ、どういう経緯でそういうふうになったんでしょうか。

藤村修官房長官

正直に申しまして、事務方でずっと詰めてきたものを昨日、直前に私も聞いたところでありました。そういう意味では、私が分からないというのは済まないぞと言われましたが、もうそれはお詫びするしかないんで、あの、分かりません。

世耕弘成議員

非常に重要なところを事務方に任せきりだというところ、ここにまさに皆さん方の政権の国家観が出ている。世界に恥ずかしいですよ。大統領や国王が入ってきたとき、日本でいえば天皇陛下が入ってきたときは立って迎えるのが常識だと思います。これ、非常に昨日の式典で残念な事だった。

もう一つお伺いしたいと思います。

献花がありました。そして、外国の各国の大使館の献花、そして各国際機関の献花が指名献花の形で行われました。

この献花の中に台湾の代表の方はいらっしゃいませんでしたが、これは御招待されたんですか、されていなかったんでしょうか。

藤村修官房長官

いらっしゃらなかったと思います。

世耕弘成議員

違うんですよ。台湾のいわゆる文化代表処の副代表の方が参列をされていたんです。しかし、どこに案内をされたか。2階席。2階席で、一般の他の日本の企業とか団体と一緒に座らせて、指名献花もさせなかったんです。

台湾は、一番早く救援の手をあの大震災のときに差し伸べて、一番沢山の義援金もくれた国じゃないですか。その台湾に対してどうしてそういう失礼な扱いをされるんでしょうか。お答えいただきたいと思います。

藤村修官房長官

いわゆる国と国の関係において、ああして大使らが多分指名献花されたと思います。台湾については、これは経済交流の機関というふうな捉え方だったと思います。

世耕弘成議員

でも、あの指名献花の中には国際機関も入っているんですよ。OECDだって呼ばれていましたよ、パレスチナも呼ばれていましたよ。どうして台湾に指名献花をその一番最後でもいいからさせてあげなかったんですか。官房長官ですら来ていたか来ていないかも分からないと仰っているじゃないですか。

どう思われますか。もう一度お答えください。

藤村修官房長官

台湾が、大変なたくさんの義援金を頂いていると、この事を私、本当に深く感謝しているところで御座います。その事について十分にマネジメントできていなかったということについてはお詫びしたいと思います。

世耕弘成議員

これ、誰が台湾をそこへ座らせると判断されたんですか、指名献花させないと判断されたんですか、お答えください。

藤村修官房長官

事務方で全てある意味じゃお膳立てをしたということでありますが、台湾に関する我が国の基本的立場は72年の共同声明にある通りであり、それは何ら変更ないと。非政府間の実務関係者としてのお招きだったように思います。

世耕弘成議員

一番支援をしてくれた国に対して対応を事務方に任せている。外交上難しい面があるのは私もよく分かりますよ。だけれども、こういう時はそれを超えて台湾の友情に応えるべきじゃないですか。

私もこの場で1人の日本人として台湾の皆さんに昨日の我が国の振る舞いについてはお詫びをしたいと思います。野田総理、お詫びをしてください、国を代表して。お願いします。

野田首相

今般の東日本大震災の中では、本当に台湾の皆様には温かい御支援を頂きました。そのお気持ちをもしかすると傷つけるようなことがあったら、これは本当に申し訳ないと思います。行き届いていなかったことを深く反省をしたいと思います。

世耕弘成議員

今総理からお詫びの言葉があったという事で、今後こういうことはちゃんと気を付けて頂きたい。台湾の方のあの厚い気持ちに我々もしっかり応えていくべきだということを申し上げておきたいと思います。

石井一委員長

委員長として一言申し上げます。

只今の天皇陛下に関する御提案、また台湾に対する取扱い、非常に傾聴に値する意見であるというふうに拝聴いたしました。

政府におかれましては、恐らくその目的の為にこうしたんじゃない、しかしながら、こういう国事行為に対しては十分注意をされるように今後お願い申し上げたいと存じます。

質疑を続行します。


まずは軽く小川法務大臣の馬主問題から
世耕弘成議員

委員長の公平なお裁きに大変感謝と敬意を表したいと思います。ありがとうございました。

次の話題に行きたいと思います。ぐっと話題のレベルは落ちます。

西田議員思わず爆笑

党首討論の直前のまさにこの参議院の第一委員会室、この部屋で小川法務大臣が携帯電話で競馬サイトを見ておられました。言語道断。日中、普通の勤務時間中ですよ、競馬サイトを見ておられました。

まず、小川大臣の反省と謝罪の弁を聞きたいと思います。

小川法務大臣

まず、事実経過から説明させていただきます。

党首討論が3時からでございますので、私も大変重要な会議と認識しておりますので、遅れることがないようにということで委員会室に向かったところ早過ぎたようでございまして、15分前、約2時45分ごろに委員会室に入りました。部屋の中は大変閑散としておりました中で何もしていないでおったんですが、私が持っている愛馬がちょうど水曜日で調教する日でございましたので、はて、どういう状況だったなということでインターネットで確認しました。その情報に到達するまでが大体数十秒、情報そのものは八百メートルを何秒で走ったかという情報ですので、ほんの数秒の情報でございます。

このことにつきまして、まず委員会室で携帯電話、携帯を使用するということにつきまして確認しましたところ、委員会中につきましては使用しないということを申し合わせてあるようでございますが、委員会中でないときにつきましては特に申合せがないということで禁止されておるわけでないわけでございますが、委員の申出は、そうした重要な会議の前にそうしたサイトを見ているのは気が緩んでいるのではないかということであると思いますが、私自身は、まず、申し上げましたように、その討論会の重要性をしっかりと認識して15分前に着席しているということを一つの評価していただきたいということ。

それから、私の気持ちにおきまして、党首討論につきまして、そのサイトを見ていたことが何かに影響するとかいうことはなくて、全く重要視しておって臨んでおることでございますので、そうした気が緩んでいるというこういう御指摘は、御心配しておられるところであると思いますが、そのようなことはございませんでございます。

石井一委員長

速記を止めて。

速記中止:約40秒

石井一委員長

速記を起こして。

小川法務大臣、再度御答弁を願いたいと存じます。

小川法務大臣

この件につきまして記者会見の際にも質問されました。その際に、私といたしましては、大変お騒がせをしましたこともありますので、以後、禁止されていないとはいえ、以後、委員会室で携帯は使用しないということを約束いたしまして、このような騒ぎを起こすことはないということを約束いたしました。

以上でございます。

世耕弘成議員

私は完全に謝罪があると思っていました。ところが、全く、要するに委員会室で見たのがちょっとまずかったかなという程度で、支障がないという判断。

私は、真っ昼間、水曜日の午後3時前に大臣が携帯サイトを見るということ自体問題だと思いますよ、一般の感覚でいって。サラリーマン、汗水垂らして働いている時間帯ですよ。土曜、日曜だったらいい、夜、家帰ってからだったら何も言いませんが、そういう勤務時間中に見ていたこと、悪かったなというふうに思われないんですか。どうですか。

小川法務大臣

私自身はその職務をないがしろにするという考えは全くございませんが、そのような御指摘を頂きましたことは深くしっかり受け止めまして、以後そのようなことがないように約束させて頂いた次第でございます。

世耕弘成議員

大臣にお伺いしたいんですが、過去、馬、今愛馬と仰いましたが、何年ぐらいこの競馬の馬主やっておられるんですか。で、何頭ぐらい馬を持っておられるんですか。

小川法務大臣

私の趣味に関することでもありますけれども、特別に秘密にすることでもありませんのでお話しさせていただきますが、個人で馬を所有するようになったのは昭和62年だというふうに記憶しております。その後、今日まで引き続いて馬を持って、引退したり、また新しい馬をということで続いております。今現在は2頭でございます。

世耕弘成議員

過去、トータル何頭ぐらい持たれて、そして、その競馬の馬は賞金稼ぎますわね、当然賞金も入ってくれば、その調教その他のための費用も掛かる。賞金が大体総額、今まで幾らぐらいお取りになってきたんですか、過去。

小川法務大臣

25年間もやっていますので、年に数頭としても5、60頭にはトータルなるんではないでしょうか。

それから、賞金はちょっと、それこそサイトを見ればすぐ分かるんですけれども、今すぐ幾らと言われても、ちょっと計算していませんので分かりませんです。

世耕弘成議員

今ここでサイトを見ちゃ駄目ですよ。代わりに私が昨日、日曜日、家で競馬のサイト見ましたから、それでお答えします。大臣は過去68頭の馬を持っておられます。賞金総額は7億3786万円、これだけ入れられております。

国会議員は、これは皆さん御存じのように、毎年所得を公開をしております。大臣はこの競馬の賞金で獲得したお金、これ、公開所得にちゃんと入れられているんでしょうか。

小川法務大臣

当然、所得でございますので、ほかの所得と通算して申告しておりまして、その数字の通り公開しております。

世耕弘成議員

国税庁にお伺いしますが、個人馬主のこの所得の申告というのはどういう考え方でやるようになっているんでしょうか。

政府参考人:国税庁次長・岡本榮一氏

お答え申し上げます。

一般論として申し上げますと、競走馬の馬主が受けた賞金等につきましては、その規模、収益の状況その他の事情を総合勘案いたしまして、所得税の課税上、事業所得又は雑所得の収入金額として取り扱うこととされております。事業所得又は雑所得の金額は、一年間の賞金や出走奨励金等の総収入金額から預託料や競走馬の減価償却費等の必要経費を差し引いて計算をすることとされております。

何れに致しましても、国税当局と致しましては個々の事実関係に基づき法令等に照らして適正に取り扱わせていただいております。

世耕弘成議員

これ、大臣はこの競馬の収支は事業所得として計上されているという理解でよろしいでしょうか。

小川法務大臣

私の個人の所得のプライバシーに関することでありますが、しかし、隠すことでもございませんのでお話しさせていただきますと、収入があるときには所得として、マイナスであればそれは損益通算として所得に算入しております。

世耕弘成議員

そうなんですね。競馬はこれは損をすることもありますから、大きなマイナスを計上されることもある。

大臣の過去の初当選以来の収入状況をずっと見ますと、最高の収入のときは2000年の3858万円、これ議員歳費も合わせてですね。最低のときが2006年の1001万円です。普通の議員は歳費だけ貰っていれば今大体1900万円前後の筈ですが、これだけ浮き沈みが激しいんですね。これは主に、やっぱり自分の持っていらっしゃる馬が大きく優勝して勝った年と全然入らなかった年でこれだけの差が出ているという理解でよろしいんでしょうか。

小川法務大臣

議員になってからの私の収入の事業所得に関しましては、弁護士の事業部分がございます。こちらの方はそんなに大きなマイナスはないんですが、マイナスのときもありますし、安定した所得のときもあります。多いとき、少ないという変動幅が大きいのは、やはりその競走馬に関することだと思います。

世耕弘成議員

まさかそうだとは思っていなかったんですが、やっぱり競馬で変動していた訳ですね。そうしたら、当然、年収が3900万ぐらいから1000万まで上下するんだったら、それは気になって仕方ないですよね。日中やっぱり携帯でどうなっているかなとチェックしたくなりますよね。

これ、総理、閣僚申合せ事項で兼職が禁止になっています。これは、例えば権限を行使してはいけないとかそういういろんな意味もあると思いますが、やっぱり基本は大臣としての仕事に集中しなさいということだと思いますね。馬主として日中、党首討論の直前に、やっぱり自分の馬の状況どうなっているだろうか、そうじゃないと今年の収入にかかわるよといって気になるようではこれは仕方ないわけでありまして、私は馬主はやめられるべきだと思いますが、どのようにお考えでしょうか。

小川法務大臣

私が競走馬を所有しているのはあくまでも趣味でございます。人それぞれに様々な趣味があると思います。

ただ、この競走馬に関しましては、その収支に関しまして税務上事業所得として計上してもいいという扱いがされておるだけでございまして、私は事業としてその競走馬を持っておるのではなくて、あくまでも趣味として持っておるものでございます。

世耕弘成議員

これ、なかなか趣味で済む問題ではないんですね。実は今国会には競馬法の改正案というのがかかります。競馬法はこれは基本的には農林水産大臣の所管でありますけれども、この競馬にまつわる色んな、暴力団の関与とかノミ行為とかそういったものも起こり得るわけですから、法務大臣は当然司法警察のトップとして閣議で意見を言ったり発言をしたりという立場にあるわけですね。

だから、馬主という事業主を兼業しているというのは、私はやはり大臣の兼職規定の禁止事項に精神からいって私は抵触するべきだと思います。やめるべきだと思いますが、如何ですか。

小川法務大臣

まぁその、政治的地位にかかわるような状態で馬の所有があるとか馬の成績がそれによっている、私の政治的地位によって馬の成績が影響が出るんなら考えますけれども、私の政治的地位とは全く無関係に、私の期待に関しても、走らないときは走らないわけでございますので、政治的な意味では全く影響を及ぼさないと思っておりまして、あくまでもこれは趣味でございます。

世耕弘成議員

しかし、実際仕事が手に付かずにそうやって携帯で見ておられる訳ですから、少なくとも大臣をやっている間は、少なくともですよ、それは趣味と仰るなら馬を持っていただいていても結構ですけれども、出走はやめたらどうですか。

小川法務大臣

あくまでも趣味でございまして、確かに委員会の始まる13分前ですか、その何秒間か情報に接したのは、今後そういうことがないようにと注意いたしますが、そのことによって委員会に対する集中力が欠けたというようなことは全くございませんのでですね、また、私の趣味に関しまして、馬を持つなと言われましても、持たないと馬はどうしちゃうんでしょうか、生き物ですので、これ、不用意に手放すと困りますしですね。

ですから、やはり様々な状況を考えまして、結論としまして、私の趣味でございますので私は続けさせていただきたいと思っておりますし、またその、馬という性質上、直ちに、いきなりやめたり始めたりと、そういうことをやることには向かないわけでございます。そうした意味で私は、委員の御指摘、大変深く受け止めますが、今後も馬の所有は続けさせていただきます。


ここからが本題。あたみ百万石事件について
世耕弘成議員

賞金が7億数千万獲得をされ、そしてまた全然、国会で携帯サイトを見ていたことも、昼間そういうサイトを見たらサラリーマンだったら処分ものですよ。でも、そういうのは全然いいんだと。もう全く一般の感覚から懸け離れていることを指摘して、次の小川大臣の問題に行きたいと思います。

これは、はっきり言って笑い事、趣味では済みません。大臣のもう一つの副業である弁護士業でも問題が起こっています。

あたみ百万石という高級旅館がかつて熱海にありました。石川県の老舗ホテルの系列として1996年に開業。しかし、旅館業の御多分に漏れず、その後経営が大変苦しくなって、いろんないきさつはありましたけれども、最終的に2007年に新しいスキームが導入されて、土地と建物はある投資会社に売却をされ、その投資会社が土地、建物の家主となって、そしてホテル運営会社であるファーイースト・キャピタルマネジメント社というホテル運営会社に土地と建物を賃貸するという形態になりました。ところが、2008年1月から家賃支払をめぐってこの土地、建物を貸している家主会社と、そしてあたみ百万石を運営しているファーイースト・キャピタルマネジメント社が対立をして、家主会社が家賃に当たる金を払えと裁判に訴え、一方でファーイースト社も反対に訴訟を起こして裁判沙汰になりました。

この裁判で小川大臣は、土地、建物の借主で、あたみ百万石を運営する会社であるファーイースト・キャピタルマネジメント社の弁護士、訴訟代理人として活動されましたか。

小川法務大臣

いたしました。

世耕弘成議員

まず、一審の裁判は2008年3月から2010年2月26日まで約2年間続いているわけでありますが、この2年間、大臣は当然国会議員であられたわけですが、一方で、この訴訟の弁護士としてどういう活動をどの程度されたんでしょうか。

小川法務大臣

一番基本的なことは、裁判所に出頭して訴訟行為を行うことでございます。そして、それに付随する行為を行いました。

世耕弘成議員

裁判所には何回ぐらい出頭されましたか、ざっとでいいですけれども。

小川法務大臣

ざっとでということですので、私の記憶もはっきりしませんが、まあ10回は超えていると思います。

世耕弘成議員

国会議員をやりながら本当に十分な弁護士としての活動ができるのかなと。これ、かなり大きな訴訟ですよね、家賃だけでも4億円ぐらいの訴訟です。しかも、そのころ小川法務大臣は、2008年から2010年にかけては決算委員長、農水委員長そして国家基本政策委員会の筆頭理事、これ私も今やっていますけれども、そういう重職を歴任をされています。

そして、しかも、この一審の判決の2月、2010年というのは、あなたにとっては選挙の年ですね。我々の感覚でいくと、選挙7月にあるわけです、その年の2月、衆議院の皆さんとは違って我々選挙の期日決まっていますから、もう1月、2月なんていうと、もう選挙準備でばたばたですよ。そんな中で十分その弁護士として活動できたというふうに評価されていますか、どうでしょうか。

小川法務大臣

まず、国会議員としての様々な役職につきましては、その役職を全力を挙げて尽くしておったというふうに認識しております。

また、弁護士の業務の方でございますが、当然、引き受けた以上、それは真剣にやっております。

世耕弘成議員

じゃ、次、この後結局、2月26日、一生懸命やったと言われましたが、東京地裁の判決では家主会社の完全勝訴、法務大臣が代理人を務めておられたこのファーイースト社は完全敗訴でありました。そして、その翌月、3月15日には東京地裁から債権差押命令が出ています。

そんな中、あなたの顧客であるファーイースト社は、地裁の判決を不満として控訴をされました。この控訴審でも小川大臣はファーイースト社の弁護士、代理人を務められたんでしょうか。

小川法務大臣

いたしました。

世耕弘成議員

この裁判はどうなったかといいますと、2010年6月7日に東京高等裁判所で控訴審の第一回口頭弁論が開かれて、そして翌月、たった1か月後です、7月7日には判決が出ました。そして、判決内容はファーイースト社の控訴棄却、小川大臣の付いた側はまた完敗をしたわけであります。

実は、この裁判は、高等裁判所での裁判は第一回の口頭弁論と判決の日の2回しか開かれていませんが、小川大臣は十分に弁護士として活動されたんでしょうか。裁判所にも足を運ばれたんでしょうか。

小川法務大臣

第二審に関しましては、私と私共の依頼者との間で相手方の行動に対する、出方に対する予測といいますか、そうしたことも踏まえて訴訟活動を行いましたが、若干専門的になりますが、一審判決で仮執行宣言というものが付きました。仮執行宣言というのは、控訴をしても控訴の結論を待たずに強制執行してもいいという、こういう命令でございます。それで、控訴している間に強制執行されてしまいますと控訴する意味がなくなるわけでございますので、仮執行を止める決定を裁判所にいただかなくてはならないというのが実際の実情でございます。

ただ、これは申立てすれば出るというものではなくて、保証金を積まなくてはならない。それで、その保証金は、私共としては、この強制執行を止めるにはざっと見ても3億円ぐらいの保証金を積まなくてはならないんではないかと。そういう中で、この仮執行を止めるために3億円を金策する中で控訴したわけでございますが、3億円の金策ができないのでその執行を停止することができなかったと。

そしてまた、一つの読みとしましては、これは強制執行をやってこないだろうと。なぜやってこないかという私共読みをしたのは、強制執行をやりますと、私共が使っていれば、私共というか、私の依頼者が使っていれば、ホテル営業をしていれば建物の維持管理をしておるわけでございます。しかし、強制執行をしまして明け渡して空になりますと建物のメンテナンスをする者がいなくなりまして、建物の価値が劣化します。これによりますと強制執行した側の損害が大変大きいということ、経済的な実情を見極めれば強制執行をやってこないだろうと、このような見通しを持っておりました。

しかし、現実的には、まず私共の方は保証金の金策ができなくて仮執行を止めることができなかったと。それから、私共の予想に反して強制執行をやってきました。それで控訴審は、受けて裁判を開いたんですが、第一回の期日の前か後かですか、結局強制執行されてしまいましたので、強制執行されてしまいましたら、出されちゃったものですから、もうこれ以上裁判をやってもしようがないなという私共の判断もありましたし、裁判所の判断もそういうことだったんでしょう、それですぐに、第二審の判決が早かったということでございます。

世耕弘成議員

今いろいろ仰いましたけれども、弁護士として十分な活動をこの控訴審では私が調べた限りやっておられない。

現に政治状況を見たらそうですよ。6月7日から7月7日の裁判ですけれども、6月2日には鳩山さんが辞任をされました。そして、菅さんと樽床さんが出馬表明をされて、小川大臣は当時、菅グループの幹部議員として走り回って、推薦人になっておられて、6月4日に代表選挙が行われて菅さんが民主党代表に選ばれているんです。

この6月4日の同じ日に、あなたが弁護しているファーイースト社の訴訟関連で重要な動きがあったが、御記憶になっていますか。

石井一委員長

小川敏夫君、ややプライバシーに至っておりますので、簡潔に御答弁願いたいと思います。

小川法務大臣

分かりました。

しっかりと控訴趣意書も非常に十分な書面も書きまして提出しました。それに基づく証人等も用意しました。それから、今言いましたような仮執行を停止する部分の点についても十分検討いたしました。ですから、その控訴審の訴訟について弁護活動が不十分だったという御指摘は私は認めることはできません。しっかりやったと思っております。

世耕弘成議員

それは後で明らかにしますけれども、この6月4日という日は、まさに今あなたが仰った強制執行があった日なんです。熱海のホテルに明渡しの強制執行が入ったんです。ファーイースト社はこの日に追い出された。だけど、あなたはそこの弁護士であるにもかかわらず、この日は代表選だから当然代表選に行っておられますよね。立ち会ってもいらっしゃらないわけなんです。私は、弁護士として本当に十分な活動ができたのか。

そして、裁判の間であった6月7日から7月7日の間、これ、まさにあなたの選挙期間とばっちりぶつかっているんですね。あなたのあのときの選挙は、6月24日公示、7月11日投票です。日程、ブログとかで見させていただきました。選挙へ向けた運動一色ですよ。各種演説会や街頭演説、選挙カーでの遊説に走り回っておられた。特に、小川大臣のあのときの選挙は厳しかったと言われている。民主党逆風の中で東京選挙区には蓮舫さんと小川大臣2人立たれて、蓮舫さんの方が知名度が圧倒的に高くて、民主党逆風の中で小川大臣は大変厳しいというふうに言われていた。相当大変な選挙戦だった。

この間、本当に十分な弁護活動を小川大臣にやれたんでしょうか。

小川法務大臣

ちょっとその手続なんですが、強制執行は私共じゃなくて相手方が執行官を呼んできて強制的にやってしまうものですから、債務者が立ち会う必要はないし、私が立ち会う必要は全くございません。

ただ、私が債務者、依頼者の方に指示したのは、変に抵抗したりして揉め事を起こさないように執行官の処分には従いなさいという指示はしましたが、弁護士の通常の業務として、出される方が立ち会うということは普通はないと思います。

世耕弘成議員

それは私の認識と違いますね。私もサラリーマン時代、会社に強制執行入ったことあるんですよ。そのときはやっぱり顧問弁護士がしっかり立ち会ってこういうふうにやりなさいと、何かを、どれを差し押さえられるか分からないからどれを差し出させないということはきっちり親密に指示をしてもらいました。

結果として、この裁判でも負けました、ファーイースト社は。そして、7月26日には上告が行われなかったためにファーイースト社の敗訴が確定、翌8月には家主会社によってこのファーイースト社に対して破産申立てが静岡地裁に対して行われて、10月8日には破産手続開始決定が出ています。完全に小川大臣が弁護をされたファーイースト社は負けて破綻をしたわけであります。

ここで伺います。この裁判にかかわって小川大臣が受け取った報酬の金額についてお伺いをしたいと思います。

小川法務大臣

この事件の内容につきましては私も色々言いたいことがあるんでございますが、今の質問の最後の部分だけを答えますと、一審の着手金の際に1000万円、それからその後、一審をやっている間の何か月か後に500万円。その後のお金は、まだ貰える筈なんですが、貰い損ねております。その貰い損ねた分を破産した後に破産届出いたしました。

世耕弘成議員

既に1500万円貰っているということですが、あと貰い損ねた分というのは幾らでしょうか。

小川法務大臣

結論からいいますと、一審と二審を合わせて7000何万だったかな、そのくらいだと思いますが。

これ、根拠を申し上げますと、元々のこの物件は私共の方が所有しておったんですが、このホテルを売却する際の価格としては45億円というふうに見ておりました。しかし、売った物件をこちらが引き続いて賃借を受けて営業する、売った物件をこちらが貸してもらうということなので、その分を見込んで40億円というふうに売買契約を設定いたしました。

これだけなら単純な契約なんですが、これから更に複雑なのは、40億円の売買契約であるけれども、そのうち5億円は、新たな買主がそのホテルについてリニューアルをすると、その5億円をリニューアルするということで言わば売買代金に代えようという約束をいたしました。そしてその中で、売買代金を35億円にして、リニューアルを5億円でするということにしたわけでございます。そして、そのようなリニューアルをすれば営業成績が上がるからということで、家賃をそれまでの家賃の5割増しにいたしました。

そして、そうしたものの一括契約を行ったわけでございますが、契約が実行された後、実際にはその5億円のリニューアルはなされませんでした。リニューアルがなされませんですと、それじゃ増額家賃、これを決めた根拠がなくなりますし、そもそも売買代金40億円を5億円減額したのは一体何であるかということになりますので、そこで家賃を停止するトラブルになったわけでございます。そうしたような状況の中で起きた訴訟でございます。

世耕弘成議員

もう裁判の中身は、負けで決着付いているんですから、余り説明していただかなくて結構です。

結局、一審の着手金が私の調べたところでは4800万円、控訴審の着手金が4000万円、合計8800万円。うち1500万円は受け取っているんで、残り7300万円が残っているということになります。これ、着手金だけで一審、二審合わせて8800万円。国会議員と兼職で副業としてやっておられる弁護士で、厳しい選挙運動もやりながらやっておられて、そして完全に負けてしまった裁判であるのに8800万円というのは、これ高過ぎると思いませんか。

石井一委員長

小川敏夫君、事件の経過については省略し、質問にだけ答えてください。

小川法務大臣

はい。

弁護士の報酬は、争う訴訟物の価格に大体比例して決まるわけでございます。7000万、8000万というと大変多い金額のように言われますが、確かに多いと思いますが、物件の価格が今申し上げましたように40億円でございます。40億円の1%は4000円でございます。この争う価格が時価で40億円、これを固定資産税の評価額にしました訴額にしましても18億円でございます。

これを弁護士報酬規定に当てはめますと、訴額の18億円を基準にして、一審が大体5000万円、二審が4000万になるわけでございます。私は、時価の40億円ではなくて訴額の18億円ということを基準にして弁護士報酬規定に当てはめますとそういう数字が出るわけでございますので、これは正当な報酬債権として破産に届け出たものでございます。

世耕弘成議員

弁護士報酬規定と言われましたけど、もうありませんよ、今。それは、旧弁護士報酬規定と言わなければいけない。今は完全に料金は自由化されているんです。そういう上で、あなたの国会議員と兼職をしたということを含めて、私はこの8800万円高いんじゃないかと思っています。特に、高等裁判所での控訴審、満足に活動していません。裁判二回だけですよ。それで4000万円の着手金ですよ。これ本当におかしいと思いますね。

じゃ、先ほど資料を作ったと言いましたけど、どの程度の資料を作成して裁判所に提出されたんですか、4000万円分も。

小川法務大臣

報酬規定そのものは確かに、多分公正取引委員会の独占禁止に触れるということで廃止されておりますが、その精神そのものは残っておりますので、ですから私、規定と、標準報酬ということでそれを参考にして報酬を決めるわけでございます。また、報酬を決めるのは依頼者との約束でございますが、依頼者とは全く完全に合意して、依頼者もそうした規定通りでいいということで、依頼者との円満な約束の下でやっておるわけでございまして、何ら言われる筋合いのものはございませんです。

世耕弘成議員

それでは、当然この控訴審で闘うには、一審の地方裁判所の裁判よりも、出てこなかった新しい新事実とか新戦略がないとなかなか逆転勝訴できませんよね。どういう新事実とか新戦略を携えて控訴審に臨まれたんですか。

小川法務大臣

まず、裁判ですが、判決になりますと、これはオール・オア・ナッシングで勝つか負けるかになってしまうわけでございます。ただ、それぞれの事情の中にはそれぞれの言い分というものが十分見込まれますから、オール・オア・ナッシングの判決であっても、実質的には6-4なのか7-3なのか、それぞれの言い分があるわけでございます。

一審におきましても、この5億円のリニューアル、これが約束されたものが実行されていないということは認められたわけでございますが、しかし、残念なことに家賃を払っていないということを正当化するまでには至らないということで出されてしまったわけでございますが、大変不本意でございまして、この事件はトラブルになってから私、受任したわけでございます。トラブルになる前に契約時点から私に依頼があれば、このような不始末にならないような契約に持っていったと思うんでございますが、大変そういう意味で残念だと思っています。

また、控訴審で何をするかということでございます。これは、詳細な準備書面も書きました。そしてまた、特にこのリニューアルをやらなかったことに対する相手方のこの内部の状況がどうであるかということに関しまして、そうした内部側の、相手方の側の関係者の証言等、これ等も用意して十分な態勢で臨む予定であったところが、しかし強制的に出されてしまったというのが実際でございます。

世耕弘成議員

これ、結局、東京高裁に提出された資料は10ページぐらいなんですよ。私の今日の質問資料だけでも10ページ以上ありますよ。

あるいは、この東京高裁の判決文ではこういうふうに述べられています。『被告人らの主張は実質的に一審における主張の繰り返しにすぎず』と、一刀両断ですよ。裁判所は一審と比べて何ら新事実のなかったことをお見通しで、2日で裁判を終わって、そしてしかも判決内容は、当裁判所の判断は原判決の説示する通りだと、地裁の言う通りだということになっている。これで4000万貰えるなんというのは、完全に一般の感覚からもおかしいと思います。

更に私は申し上げたいのは、小川大臣は今、残りの、この4000万と一審の残り3300万、7300万は自分の権利だといってこのホテル運営会社に対して差押えを掛けておられます。そして、そのことが原因で、このホテルもう既に破綻しているんです、熱海のホテルの運営会社です。恐らく、この運営会社に売掛金を持っている会社というのは、地元の地域の零細な会社とかそういうのが多いと思います。そういう人たちが結局支払を受けれていない、あるいは従業員も事実上全部解雇されている、そういう中で退職金も満足に受けれていない、そういう中で、小川大臣が7300万は俺の取り分だと主張していることによって、この潰れた会社、少しだけ財産残っています。クレジットカード会社からの支払、旅行代理店からの支払、なけなしの預金少し残っている。こういうものはできる限り地域の零細な事業者や、あるいは退職した社員に分け与えるべきなんですが、それが今なかなかできなくなっている可能性があるわけです。これ、私は、人間として問題がある。この程度の仕事で、幾らそれが何%だ、弁護士の報酬、昔の規定に沿っているといってもおかしいと思いませんか。私は人間としておかしいと思う。

現にこれ、勝った側の弁護士は幾らもらっていると思いますか。勝った側の、あなたと裁判やって勝った側は幾らもらっていると思いますか。

小川法務大臣

まず、今委員が指摘された中で、私が差押えという点がありました。これにつきまして、大変に事実を勘違いするような、前提事実が委員から述べられておりませんです。

すなわち、ホテルの売掛金、預金というものを相手方が差し押さえました。そのことによって、私共の従業員の給料、それから熱海の様々な業者の代金を支払うことができなくなりました。すなわち、相手方がその預金と売掛金を独り占めしようとして、そしてこの会社を潰そうとして、まあ潰そうとした意図があるかどうかは別にしまして、結果的に営業が立ち行かなくなるようなやり方で差押えしてきたわけでございます。

相手方の差押えが先にありました。先に差押えがあって、相手方が独り占めしようとする状況の中で、私は、それは独り占めできる債権ではありませんと、お互いに債権額でこれを分け合いましょうと。債権額で分け合いましょうという場合に、相手方が差押えしてきた場合には、この差押えの配当を得るためには私も差押えをしなくてはならないから差押えをしたわけでございます。

石井一委員長

それで、小川法務大臣、質問者は、相手側の弁護士は幾ら報酬を得たのか知っていますかという、そこです。

小川法務大臣

それは存じておりません。

世耕弘成議員

大臣がもらったお金の1/10ぐらいということです、勝った側がですよ。これが私は社会通念上の常識だと思いますよ。勝った側は専業の弁護士事務所ですよ。この人が一生懸命やって裁判に勝って800万ですよ。それに対してあなたは8800万、残り7300万を請求されている。

私はこれは、そのことによって、それは差押えの後先はあるでしょう。でも、大臣が差押えに参加したことによって地元の零細な事業者の取り分も減るんですよ、これは。私はこれ、法の番人たる法務大臣として非常に問題が多いというふうに思います。

小川法務大臣

地元の零細業者の取り分云々と言いますが、相手方が差押えして、従業員の給料、それから地元の様々な業者に対する支払ができなくなりました。できないまま放置できないので、こちら側の会社が急遽7000万円をこの会社に入れて、その7000万円で従業員に給料を全部払いました。それから、熱海のそうした業者の支払も全部行いました。ですから、今回の破産債権の届出の中には従業員のその人件費というものは届けられておりません、払ってあるわけですから。それから、そうした熱海の業者の債権も殆どありませんです。全くないとは言いません、漏れているものがありますから。しかし、基本的にはそうした零細な業者の支払も支払済みでございます、こちら側から。

ですから、私の差押えが結果的にそうした方たちの取り分を奪ったという御主張は全く事実と違います。

世耕弘成議員

もう時間がありませんのでこの辺にしたいと思いますけれども、もう一回言います。

大した仕事もしていないのに、地域の零細な、これまだ零細な債権者いますよ、全部きれいになっていませんよ、まだいっぱい債権残っていますよ、こういう人たちの取り分が破綻会社から減ってしまう、こういう常識外れの巨額の着手金を請求しているという点で法務大臣としてこれ認められない。そしてまた、相手側弁護士からは意見書、上申書というのが出ていて、これは今日詳しくやりませんけれども、東京の不動産会社が、これいろいろ通謀虚偽表示というのを行って、この債権をなるべく債権者に渡る分を減って、自分達のグループの中にお金を残そうという動きがあったんではないかということをこれ上申書で裁判所に出しています

私は、こういう事件に関連している人物を法の番人たる法務大臣に本当にしていていいのか、極めて疑問だと思います。これ、委員長には、この問題も含めて、まだ政治と金の問題沢山残っています。この政治と金に関する集中審議をやっていただきたいし、今回のこの事件に関するいろんな関係者の参考人招致をお願いしたいと思います。

石井一委員長

後刻理事会において協議いたします。


細野豪志のパチンコ献金疑惑
世耕弘成議員

続いて、細野大臣にお伺いしたいと思います。

細野大臣は従来から個人献金は非常に重要だと仰って、企業・団体献金の禁止を訴えてこられました。そして、閣僚の献金状況の公開によりますと、細野大臣の個人献金は2779万円ということで、一番閣僚の中で個人献金が多い。これは立派なことだと思います。どういう考えに基づいてやっておられるんでしょうか。

細野豪志環境大臣

私は、政治家になって、国会議員になったときから、できれば個人のそれぞれの皆さんから思いをいただいてやりたいと考えましたので、一度も企業・団体献金を受け取ったことがありません。そして、パーティーも一度もやったことがありません。

全て個人献金でということで、大変厳しかった時期もあるんですけれども、徐々に応援してくださる方が増えまして、最近は何とか事務所も回るようになってきたということで、その金額に至ったということでございます。

世耕弘成議員

本当に立派な取組だと思いますよ。

個人献金の中身を精査してみました。253人の個人から献金をされている、素晴らしい事です。

職業欄を見てみると、これ政治資金規正法で記入が義務付けられている職業欄ですが、主婦とかパートという方もいらっしゃいます。幅広い献金だと思います。私もこうありたいと思います。しかし、職業別に見ると自営業が非常に多い。253名のうち92名、全体の4割近くは自営業。町の商店街の店主とか、そういう個人事業主の方から寄附を貰っているというイメージが湧きました。

しかし、この職業の記述についてはちょっと幾つか問題があります。全体の1割を超す30名が空欄になっています。この職業は政治資金規正法で記述が義務付けられている欄なんですが、これが空欄になっております。

総務省選挙部にお伺いしますが、政治資金規正法上、ここは空欄でも問題はないんでしょうか。

政府参考人:自治行政局選挙部長・田口尚文氏

お答え申し上げます。

総務省としては個別の事案についてはお答えは差し控えさせていただきたいと存じますが、その上で一般論として申し上げますと、政治資金規正法におきましては、個人からの寄附で同一の者からの年間5万円を超える寄附につきましては寄附をした者の氏名、住所、職業並びに当該寄附の金額及び年月日を収支報告書に記載することとされておりまして、故意又は重大な過失によりまして収支報告書に記載すべき事項を記載しなかった者又は虚偽を記入をした者につきましては罰則の定めがあるところでございます。

世耕弘成議員

あと、この全体の4割近くを占める自営業も調べてみるといい加減なんですね。株式会社、有限会社の社長さんは自営業じゃありませんよ。これは会社役員と書かなければいけないし、現に細野さん、会社役員と書いておられる方もいらっしゃいます。有権者がこういう収支報告、細野さんの中身をチェックするときに、ああ、自営業だったら町の零細な個人商店、八百屋さんとかを思い浮かべますが、会社役員だと別のイメージになる。少なくともこの92名の自営業と書かれている方のうち30名以上の方は、本来、会社役員、団体役員若しくは医療法人役員と書くべき方でありました。また、会社役員の中には建設業関係が多いわけです。全然イメージが変わってくるわけです。

これ、総務省、間違った記載をした場合はどういうふうになるんでしょうか。もう一回お答えください。

政府参考人:自治行政局選挙部長・田口尚文氏

お答え申し上げます。

個別の事案についてのお答えは差し控えさせていただく前提で、一般論として申し上げますと、故意又は重大な過失によりまして収支報告書に虚偽の記入をした者につきましては罰則の定めがございます。

世耕弘成議員

あと、もう一度大臣にお伺いしますが、業界団体からは組織ぐるみで献金は貰っておられないということですね。よろしいですか。

細野豪志環境大臣

大変恐縮なんですけれども、できれば事前に言っていただければ私も確認できます。つい先ほど、この質問を急にするからということですので、一切事前に確認ができておりませんので、そこは是非、そういう御質問をいただくのであれば、できれば前日に御通告をいただければ調べてお答えさせていただきたいというふうに思います。

その上で、企業、団体からの支援という形では企業・団体献金は受け取っておりませんので、今の御指摘については仰る通りということでございます。

世耕弘成議員

私はちゃんと金曜日の夕方に個人献金について各大臣に聞くという通知をしておりますから、質問通告していないわけはありませんよ。

大臣はちゃんと、団体献金、企業献金はないとお答えになっているじゃないですか。ないんですよね。それでよろしいですね。

じゃ、もう一つお伺いしますが、パチンコ業界からの組織ぐるみの献金もありませんか。

細野豪志環境大臣

はい。念のために申し上げますと、個人として、例えば企業の役員をやっている方で個人献金ではいると思います。パチンコに限らず、業者の方で個人で献金くださっている方はこれはおられるというふうに思います。

先ほどの、総務省からの答弁ありましたけれども、どうしても個人献金の場合は最後は御本人からのお話を信じるしかないんですね。その方の、実は例えばどういう会社かとか、時々私も気になることがあるので、気になるときは調べるようにしているんですが、どうしても限界があるんです、それぞれの皆さんの個人の事情ということに関しては。従いまして、それぞれの皆さんが書いてくださったことを基本的にはそのまま政治資金報告書に書くという形になっているということでございます。

世耕弘成議員

もちろん、個人の方であってもどこかの会社の役員であったり団体の役員だったりというのはあるんですが、ある県の遊技業組合、これはパチンコ組合ですね。ここの理事長、副理事長以下幹部の職にある方、そしてその県下の大手のパチンコ会社の方が6名そろって年間71万円の献金をきちっとされています。これまさに、個人献金の姿になっていますけれども、実質業界団体からの献金と言えませんか、どうでしょうか。

細野豪志環境大臣

元々、私、個人献金をやったときには本当に一人一人にお願いしていたんです。そうやって数百万円になって、そこからその人たちに少しずつ固まりを作ってもらって、例えば個人の方が友人を連れて5人とかいう形で仲間を増やして、そうして増やしてきたんですね。そういう中に、200数十人って、また更に増えていますので、今300人超えていますから、友人5人でという方でまとめてというのは結構あるんですよ。そういう意味で、類似の職業の方で、建設の方もいるし、それはパチンコの方もおられます。いろんな業種が恐らくあると思います。そういう方々のそれぞれの固まりごとに個人献金をいただいているというケースはあると思います。

ただ、それは本当に個人の友人で声掛けていただいているんであって、業界からの献金という形にはなっていないということでございます。

世耕弘成議員

いや、それはそうは言えないと思いますよ。この県のパチンコ組合の理事長、副理事長がずらっとそろって同じ金額をやっているんです。しかも、振り込み日はこれ同じ日ですよ、全部毎月。6月7日、7月6日、8月5日、9月7日、10月6日、11月8日、12月7日。みんなそろって同じ日に、よし、今日、細野さんに献金しようと思い付いて同じ金額を入れるんですか。これ、完全にこの業界団体からのあなたへの団体としての献金と受け止めることはできませんか。お答えください。

細野豪志環境大臣

お金の集め方もそれぞれの形にしていただいているんです。例えば、友人で集まっていただいたときに、そこで集めていただいて、会費でいろんな形で振り込んでいただく方もいらっしゃいますし、特定のグループで同じ日に決めて振り込んでくださっている方もいらっしゃいます。会をつくって、たまに集まって一緒に食事をして、そこで現金で下さるという方もおられます。まあ、現金は余り良くないので最近は振り込みにしているんですけれども、それぞれの形でしていますので、それは、例えばその幹事役というか取りまとめをしていただく方にある程度お任せをせざるを得ないんですね、それだけ集まると。

逆に言うと、そういうやり方は駄目だということになると、広がらないんですよ。200人、300人、全部一対一でということになってしまうと、これはつながらないので、どうしてもそういうやり方になるということを是非御理解をいただきたいというふうに思います。


民主党政権になって膨張した生活保護費
世耕弘成議員

私も個人献金を集めるのは苦労していますから、お気持ちは分かりますよ。だったら、余り個人献金、個人献金って言わない方がいい。業界ぐるみの事実上献金になっているじゃないですか。この辺はやっぱりきちっと説明責任を果たしていただきたいと思います。

続いて、生活保護についてお伺いしたいと思います。

生活保護費が、政権交代後、皆さんが初めて組んだ平成22年度予算の3兆円から平成24年度予算ベースでは3兆7000億円に、たった2年間で7000億円まで膨脹していますが、この要因をどういうふうにお考えになるでしょうか。

小宮山洋子厚労大臣

これは、やはり厳しい社会経済情勢の変化と、それから高齢化で自分で働けなくなった方が出てきた、そうしたことからかと思っています。以上です。

世耕弘成議員

社会の所為にしていますけど、そうじゃありませんよ。私は、これは完全に政権交代で箍が外れて膨脹しているというふうに思います。

政権交代直後の2009年12月25日に厚労省の課長通達が出ています。保護の決定に当たっては、申請者の窮状に鑑みて、可能な限り速やかに行うよう努めること。要するに、来た人はすぐ認めろと、生活保護申請来たら若い人でもすぐ認めろというふうにこういう通達を出したから箍が外れたんじゃないですか。どうお考えでしょうか。

小宮山洋子厚労大臣

それは、特に認定を甘くしたということはございません。資産の調査等、保護の決定に必要な手続、支給要件、これは政権交代前から変えておりません。

この生活保護受給者の急増につきましては、今申し上げましたように、経済情勢が悪くなったこと、また高齢者が非常に増えたことからでございますので、今回はその念押しという形でそういう形をしたので、何も認定要件は一切甘くしておりません。

世耕弘成議員

これ、全然現場のこと分かっていらっしゃらない。この通達が今現場では金科玉条になっているんですよ。これがあるからもう認めなきゃいけない。現場の人は真面目だから、本省の課長から通達が来たら、これは何とかしなきゃいけないということになるんです。だったら、大臣、この通達取り下げられたらどうですか。この通達、明らかに私が今読んだ文章書いてあるんですよ。できる限り速やかに認めろと書いてあるんですよ。

小宮山洋子厚労大臣

それは、必要な方が速やかに認められるということと要件を甘くしているということは全く別のことでございますので、それは要件についてはしっかりと調査をしております。

世耕弘成議員

していないから増えているんです、あっという間に。この膨脹を止めないと、幾ら税と社会保障の一体改革で消費税上げたって意味なくなりますよ。これ、切り込む覚悟はおありなんでしょうか。お答えください。

小宮山洋子厚労大臣

それは、今増えている中で、例えば不正受給につきましてはこれは医療費扶助が非常に多いわけですが、電子レセプトなどできちんとそこをチェックするとか、不正についてはしっかり取り扱うようにしたいと思っております。

それで、御党からもビジョンを出されているということ、委員が座長でいらっしゃることも承知しておりますので、その中で共通する考え方もございますし、今、生活支援の戦略をこの秋を目処に作って、来年国会に生活保護法の改正を出す準備をしておりますから、御党からの御意見も伺いながら見直すべきところはしっかり見直したいと思います。


3.9に義家議員が指摘した民主・神本美恵子政務官の問題
世耕弘成議員

自民党では生活保護関連のPTをつくって、私が座長になりました。これから抜本的に色んな提言をしていきます。もう現物給付増やした方がいいんじゃないか。食料費で、お金で渡すんじゃなくて、お弁当をちゃんと役場で炊き出しでもして渡してあげたらいいんじゃないか。家も、貧困ビジネスの根源になっているアパートとかありますから、これ空いている公共住宅とかを貸していけばいいんじゃないか。我々これからそういう提言をしていきたいと思いますので、是非またこの予算委員会でもしっかりと大臣と、あるいは総理と議論をさせていただきたいと思います。

最後に、神本政務官関連でお伺いしたいと思います。

この間、義家議員が、日教組の本部ビルに神本議員の後援会事務所や政党支部があるのはおかしいと指摘をしたら、文科大臣も総理も、日教組のビルの持ち主である財団法人日本教育会館は別法人だから全然問題ないとお答えになりました。今もそういう認識でしょうか。

平野博文文科大臣

同じ認識でございます。

世耕弘成議員

東京商工リサーチのデータベースで調べましたら、財団法人日本教育会館調べますと、代表者、理事長中村讓と出てきました。神本政務官、この人誰か御存じですか。

文科大臣政務官・神本美恵子議員

日教組の委員長でございます。

世耕弘成議員

結局、一体なんですよ、このビルの持ち主の財団と。しかも、理事も調べました。理事も調べたら、過去、日教組書記局次長だった方、東京都高教組書記長だった方、日教組中央執行委員副委員長だった方、もうこれ完全に日教組と一体の組織なんですよ。このビルにやっぱり神本政務官がいらっしゃるというのは、これ教育行政の中立性上私は問題だと思いますが、どのようにお考えでしょうか。

西田議員の副音声「政府高官だよ、政府高官。分かってるのか、君は!」
平野博文文科大臣

会館の運営はきちっとガバナンスとして理事会できちっとやられている……

世耕弘成議員「日教組なんです」

いや、やられていることですから、別法人としての運営体系をひいている以上、法的に私問題ないと思っていますが。

世耕弘成議員

これで終わらせていただきます。どうも。

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