どうなってんの?

超不定期更新 ※※引用転載される場合にはこちらのURLを貼っておいて下さい。よろしくお願いします。<(_ _)>

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

3.27西田昌司さん「民主党はAIJと全く同じじゃないですか!」

2012.3.27参議院財政金融委員会での西田昌司さん神動画です。本当に素晴らしいの一言。これ、西田さんは一度も原稿を見ずに質問しているんですよ。安住大臣が何と答えるのかも分からないというのに、ちゃんと時間通り、まるで脚本があるかの様にちゃんと落とし処に進んでいきます。

そして何より残念なのは安住大臣。本当にこの人は驚く程何も分かっていない。恒久財源、所得移転、GDPの話も最後は多少理解してくれたと思いきや、最終的には「子供手当も悪い物じゃないと思った」って、あなた、西田さんの話が全く理解出来てない証拠じゃないですか。もう良いです、さっさとお引き取り下さい。

おまけにやれ少子高齢化だ、人口減少だで、景気回復より先に今すぐ消費税増税しないと大変だと本気で思い込んでるようで、今迄一度も疑わずにいたのかよと。お役人にとっては本当に扱いやすい人かも知れません。少しは藤井聡さんらの話を聞いて勉強して欲しい。まぁそれは落選してからじっくりやって下さいなという事で。

※西田さん本人のチャンネルです。
西田昌司「参議院財政金融委員会 質問 2012.3.27」

以下、議事録全文文字起こしと、最後に麻生さんの5年前の関連記事を転載しておきます。

※白川総裁が2倍速かと思う程早口でよく聞き取れないところが幾つかありました。


西田昌司議員

自民党の西田で御座います。予算委員会で中々番が回ってきませんのでこの場で。

今日は徹底的にいわゆる増税論、今この時代に増税論というのが如何に間違っているのかという事を、安住大臣や白川総裁との討論の中で明らかにしていきたいと思っております。

まず安住大臣に質問させて頂きますが、今何故消費税を増税しなければならないとお考えなのでしょうか。

安住財務大臣

先生ご存知の様にこの20年を見ますと、この20年の中の予算で我が国の状況・財政状況等を勘案すると、社会保障が11兆から26兆まで増えて、その代わり公共投資や防衛費は予算全体で見ると減額若しくは横ばい、言わば社会保障の重さが非常にのし掛かっていてる。

社会保障の財源確保が、そのまま財政再建、延いては別な分野への戦略的投資へと繋がっていく。経済状況についての考え方等々はありますが、そうした点からも社会保障の為の財源を確保して、増え続ける社会保障の財政事情に対応していかなければならないと思っています。

西田昌司議員

よく分かりました。社会保障費等が増え続けていく、所謂経常支出が増えていきますから、その分については経常的な財源が当然必要だ。こういう事ですね。

安住財務大臣

ご指摘の通りで御座います。特に2000年に入ってから毎年1兆円の経費の増大。保険料で賄っても税金負担分は毎年増え続けているので

その部分を一般財源や公債で埋めていると他の予算全体が硬直化しているという状況にある。

西田昌司議員

正にその通りだと思うんです。

であるならば、何故民主党は野党時代に、――我々が与党の時代にそういう理由で消費税の増税を提案していた訳なんですが――これに真っ向から反対されましたね。その理由を教えて下さい。

安住財務大臣

私共も2004年の参議院選挙の時に岡田代表で、実は消費税3%増税を提案して選挙を戦いました。その後新体制、執行部が変わってから、政権を取ってからの最初の3年4年はしっかりと――自分達自身が政権についていた訳ではないので――無駄の削減をしたり様々な努力でまず捻出して、その上に…――消費税は全く駄目だというのでは無くて――それをやった上で税のお願いをするという手順を前の執行部で示して、それで選挙を戦ったと認識しております。

西田昌司議員

そこから出鱈目なんですよ。あなたは今、2004年の時にはそういう事を言ったんだと言ったけれども、直前の選挙では全く逆様の事を言ってる訳ですよ。

要するに09年の選挙では消費税の値上げはする必要がない、反対である。それからオマケに、今消費税を値上げしなければならないという一番の理由を仰ったのは、要するに経常移転に対しては経常財源でやるべきだと、その理由で消費税増税を言っておられるんですが、子供手当というのは経常移転なんじゃないですか。

安住財務大臣

これは児童手当の財源にプラスをさせて頂いてその分増えた事は事実です。そうした事を財源に子供手当はやりました。そういう点での移転という事であれば勿論財政支出は増えています。

西田昌司議員

私が申し上げたいのは、今消費税を値上げする・増税する理由は社会保障費とかそういうものに充てる経常的な財源が必要である、というので言われるのは分かるんです。その事については理解します。

しかし、ならばあなた方が言ってきた、ついこの前まで言ってきた政策は全く出鱈目じゃないですか。その出鱈目をまず明らかにして国民に詫びを入れて、そして何故その出鱈目が言えたのかそこまで説明して貰わないと、まず納得出来ないんですよ。

今お話になったのは言い訳です。

あなたが言っておられるのは、2004年では我々も消費税を上げると言ったんですよ、というアリバイ作りを言っているだけで結局はついこの前までは、無駄を無くせば出来ますという話だったんです。

しかもその無駄が何かと言えば、特別会計にあるとかそういうもんでしょ。

特別会計のお金を経常支出に充てるというのは、経常移転にならないじゃないですか。そこはどう考えるんですか。

つまり今迄あなた方が言っていた事が全て出鱈目だという事ですよ。いいんですね。

安住財務大臣

16.8兆を出して、そこで財源を賄っていくという事で言えば、それはそうならなかったので、その事は今の総理も私共もお詫びを申し上げております。

ただ、先生ですね。恒久財源として3兆円近くを捻出したり、自民党政権の中でも必要だと思っていた改革の部分で我々がやれたこともあります。

ただ、一方でまだまだ未達成のものもあります。

お詫びが足りないと言う事ですが、私共は前の参議院選挙で敗北を致しました、私はその時選対委員長でした。その時も実はマニフェストの見直しは行っております。参議院選挙の時は消費税の必要性を――菅党首、唐突感はありましたが――訴えました。

そういう点では洗礼は受けているので、2009年の時に比べれば有権者の皆さんに率直に、正直に向き合っている所もあるんじゃないかと思っております。

西田昌司議員

全然向き合ってませんよ、何言ってるんですか。今言いました様にアリバイ作りをあなた方は言っているだけなんですよ。あの時はこう言いました、この時はこう言ってます。今兎に角お金足りないから上げてくださいという話なんですよ。ふんふんと頷いている場合じゃないんですよ、いや、本当に。

これは大事な問題で、つまり恒久財源無しに、無駄を削減したら出来るなんて事を言ってきた。私が一番言いたいのは要するに、そこの見通しが甘かったというか、間違っている訳ですよ。甘いとかいう話じゃないんです。

この消費税増税は、社会保障費等の経常的な経費に充てる為に増税すると、今はっきり仰ったんですよ。

そしてその経常的経費がどんどん増えてくると言う事も、前から我々が指摘してきた事なんです。

それをあなた方は無駄削減で出来るという事で誤魔化してきたんですよ。無駄削減が恒久財源になるのか、じゃぁ恒久財源が有ったのかと言えば、全て一過性の財源じゃないですか。

つまりあなた方が言っている事は、初めから出来ない事、初めから帳尻が合わない事を出来るというふうに言ってきた。間違い・出鱈目を言ってきた。しかも出鱈目な財源が思った程無かった。二重三重に間違っているんですよ。だからその二重三重の間違いを認めなさいよ、まず。それを認めて下さい。

安住財務大臣

財源の16.8兆円の見通しが甘かった、それが全然実現出来なかったという事に関しては、私もお詫びを申し上げます。

ただ先生。賛否有ると思うんですが、例えば農業の補助整備の予算を削りました。その分で例えば農家個別所得保障の財源に2000億ちょっとを充てました。そういう事で言うと政策の賛否はあっても、その為に何か一般会計を大きく移し替えたという事では無いと思うんです。

ただ子供手当については…

<<野次>>

…ええ、あの、消費税と社会保障で言えば、社会保障の増え続ける分についての賄う財源をきちっと担保したかと言う事であれば、それは出来ませんでした。

西田昌司議員

今はっきり認められました様に、初めから経常的な、恒久的な財源がないのに、社会保障費が伸びてくるのが分かっているのに、見通しが甘いというより出鱈目言ってきた訳ですよ。

つまりそれは有権者・国民を騙すつもりで言ったという事じゃないですか。つまり自分達もそういうものが無いという事が分かっているのに、兎に角選挙の時にはそれを言ってしまえと。そういう気持ちがあったからじゃないですか。

安住財務大臣

社会保障の増え続けるの歳出増をどうやって賄っていくかという事については、野党でマニフェストを作った段階で、政府部内に居た訳ではなかったので、そういう意味では政権を取ってから分かったり、自覚したことも多々あります。そういう点では見通しが甘かった。現実に16.8兆円出せなくて社会保障の恒久財源は賄えたのかという事に対しては、私は出来なかったという事で、それはお詫びと言えば率直にお詫びをしておる訳です。

西田昌司議員

野党だから分からなかったと、そんな出鱈目言っちゃダメですよ。野党の時代であっても社会保障が毎年1兆円近く伸びてくるという事は……ご存じなかったんですか、じゃあ野党時代には。

安住財務大臣

私が言っているのは、財源の捻出を16.8兆円やりますと。財源の捻出については野党であってトライをしたんだけれども――3兆円近くは恒久財源をやりましたけれども――そこまでは行かなかったので、そこは私も率直に国民の皆さんに申し訳なかったと言っている訳であります。

西田昌司議員

それもまた出鱈目なんですよ。まず支出の方は増える事は分かっていたと今認められました。

そして恒久財源。これが出来なかった事をお詫びすると仰ったけれども、要するに初めから16兆とか18兆とか大きな…。全てそれは、経常支出に対してあなた方は言われていたんですよ。一発モノじゃなくてずっとやりますという事ですよ、子供手当も農家個別所得保証も。

当然のことながら財源としては恒久的な財源でなければならない。それが16兆円、当然出来ると思ったからやったんでしょ。違うんですか。

安住財務大臣

ご指摘の様に、いわゆるワンショットで讒言の捻出という事は最初の年度で10兆、次の年で7.2兆と、税外収入はやりました。

しかし先生ご指摘の様に16.8兆円を恒久財源でやったかと言えば、残念ながらその事で言えば3割にも満たなかったという事でお詫びを申し上げておる訳です。

西田昌司議員

私が言っているのはそう言う事じゃないんですよ。あなた方は初めから恒久財源を財源としていなかったと言っているんですよ。あなた方のマニフェストに恒久財源で16兆も18兆も…書いてましたか。今、ワンショット、ワンショットと言われた通りですよ。特別会計を無くしたら何兆円です、何兆円出ると、こういう話ですよ。それもワンショットも出てこなかったんですよ。しかし私はその事じゃなくて、要するに恒久財源を掲げずに恒久的な支出、これを提案して選挙をやっていること自体が、詐欺じゃないですか。詐欺的行為なんですよ、初めから。そう思いませんか。

安住財務大臣

恒久財源を16.8兆円というのは無理だった訳ですから、そういう点では見通しの甘さがあったと思います。

西田昌司議員

恒久財源が出来なかったから無理だったんじゃないんです。初めからマニフェストで挙げてなかっただろう!!と言っているんです。違うんですか。マニフェストで、恒久財源として16兆も17兆も挙げてましたか。

安住財務大臣

特別会計も何も全部ひっくり返して16.8兆。特別会計も含めて。

<<<西田議員「恒久財源ですよ!!」>>>

いや、ですからそういう事で16.8兆出すと言っていたけども、先生のご主張っていうのは一般財源として恒久的なものとして出せたのかという事ですから、その点で言えば出し切れなかったと、私は申し上げているんです。

西田昌司議員

そうじゃないんです。結果が間違ったという事を指摘しているんじゃないんです。初めから間違っていたと言っているんですよ、何を言っているんですか。やったけど無かったじゃないんです。初めから出来なかった、というよりも経常的な財源で予算を組んでない、マニフェストを組んでないというのが最大の誤りなんですよ。

気がつきましたか、漸く。どうなんですか。

安住財務大臣

このマニフェストは、2009年の時は、そう言われて…そういう事の視点で言えば、特別会計も何も引っくるめて16.8兆という事でやったのは、それはその、私は、あの、そういう点では、あの、先生ご指摘の様に、16.8兆の恒久財源を出せなかったという事は事実でありますから、それはあの、あの、出し切れなかったのは申し訳なかったという事なんです…。

西田昌司議員

ちょっと、委員長。ちゃんと大臣に言って下さいよ。私が言っているのは出来なかった事を言っているんじゃない。初めから恒久財源を書かずに選挙やったね、と言っているんですよ。その事が誤りじゃないかと言っているんですよ。

安住財務大臣

あの、要するに、特別会計の改革等をやって16.8兆円を捻り出しますと。しかしそれは、あの、つまり、だから、先生が仰っている様に、最初から16.8兆は恒久財源をちゃんと捻出してやりますと言うべきだったじゃないか、という事だと思うんです。

ところが私共は、そこは野党で認識が足りなかったので、そういう点では恒久財源として全部引っくるめて16.8兆という事については、そういうご指摘はあるかも知れないんで、その点で言えば、恒久財源としての16.8兆と言う事ではありませんでした、出せませんでしたという事を申し上げている訳です。

西田昌司議員

何を言ってるんですか。

<<野次>>

何を言ってる。一寸静かにして下さい。大事なことはこういう事なんです。これ一番大事なとこですから。

つまり民主党の言っているマニフェストというのは、掲げたけど出来なかったじゃなくて、初めから恒久財源ということを考えずに、あれとこれ、ワンショット・ワンショットだけで出来るという事を言ってきた。だからそこが間違いだと、その事をまず認めて下さいよ。そうでないとこれ、話が進みませんよ。要するに、始めにマニフェストで恒久財源無しに経常支出を賄おうとしたのが間違いだったという事でしょ。

安住財務大臣

この16.8兆については一般会計だけでなくて、他も含めてという事で言ったという事で言えば、結果的に、ワンショットも含めて16.8兆という認識で、この、あの、マニフェストを書いたという事だと思います。

西田昌司議員

全然ね、何か兎に角…分かっているのか、わざと惚けているのか。一寸その答弁の意図がよく分からない。分からないんですがね、今の安住大臣の話で行くとこういう話になるんですよ。

要するにワンショットでやっていた。という事は、初めから消費税増税、というか増税しなければ、あなた方の政策は絶対出来ないという事を認めているんですよ、これは。そういう意味ですね。

<<野次「恒久的な…」>>

<<西田議員「あなたに聞いてない」>>

安住財務大臣

あのー、確かにですね、予算の付け…、付け移し…例えば…

<<西田議員「付け替えね」>>

付け替え。そういう事で捻出を、16.8兆、じゃあ出来たかと言えばそれも中々出来なかったんです。

<<西田議員「それをすると言ったんです」>>

ええ、申し訳ありませんでしたと、私今言ってる訳ですよ。

西田昌司議員

まあね、最後謝ってしまえばええみたいに思っていますが、これ要するにはっきり言いましてこういう事ですよ。

AIJと同じですよ!!

AIJ問題というのは、これだけの投資をして頂いたらこれだけの配当があります。だから皆さん、どうぞ私達のこのAIJの証券買って下さいと言ってITMが売り出したんですよ。それで世間様から見ると、そんな高配当出来るの、どこに財源があるのと言っていたんですよ。ところが、「まあ任せて下さいよ、我々の計算ではこうなっているんです」。

やってみんなが、2000億集まりました。気がついたらその大半無くなってるんですよ。「何でだ!」と言ったら、初めからそんな高配当は無かったんですよ

これ、「すみませんでした」と言っているんですが、初めから出来ない仕組みを言っているんですよ。

安住大臣。AIJ投資顧問のこの問題。あなた方の問題と同じですよ。今、浅川さん「すみません」と言って、それで良いんですか。あなたどう思いますか、この問題について。同じだと思いませんか。

安住財務大臣

違うと思います。

<<西田議員「何が違うの」>>

やっぱり、浅川さんの場合はですね、あの、えー、まぁ意図的に…まぁ事件のことはまだ私がコメントする立場じゃありませんけども、我々のマニフェストというのは、今有る国の予算の財源をなんとか捻り出す、また財源を動かしたりして捻出をする為に、我々は政権を取らせて欲しい、それでこれをやりますと言った訳ですね。結果的に出来なかったと言われれば、それは16.8兆、先程から言う様に出来なかった訳ですけども、何か架空なものをとか、存在しないものを、何か例えば売ったりしているというふうな、詐欺的なものと先生が仰るんであれば、我々とは一寸違うんではないかと思います。

西田昌司議員

何を言っているんですか。だから今迄詰めてきたんでしょ。マニフェストをやったけど出来なかったじゃないんでしょと言っているんですよ。マニフェストを書いた時点で初めから、経常支出を賄う恒久財源を想定してなかったんじゃないですか。今あなたがそう認めたじゃないですか。

それを出来ると、予算付け替えすれば出来ると言ったけども出来なかった。浅川さんも同じこと言ってますよ。

「私の、このMI指数――だか何か知らん訳の分からんこれ――でいったら、投資はちゃんと出来るんだ。高配当出来るんだ」、「やったけど出来ませんでした」。それでみんな納得します?

とんでも無いですよ。彼は今、犯罪として、これから容疑者として取り調べを当然受けていきます。

民主党政権、あなた方も同じじゃないですか。何がどう違うんですか。初めから出来ない事を言ってきたという事を、あなたも認めたじゃないですか。どうなんですか。

安住財務大臣

例えば過大な被害を出したとか、そういう個々の事案と、国民のそのお…(笑)…に対して、選挙でですね、訴えて、その公約を達成しきれなかった(←不明瞭)事で、政策が未達成だったという事は、少しやっぱり、例えは違うと思うんです。ですから私は公約違反していいなんて全く思って無いんです。そういう点では、私共はですから、非常にあの…、反省をして、その事については先生、お詫びをしてないと言いますけど、総理も含めてそこまで、要するに16.8兆は出し切れなかったので申し訳なかったという事は申し上げている訳です。

西田昌司議員

何を言っているんですか。違うじゃないですか。個別の犯罪的な事やらなかった!?あなた方ずっとどう言ってきたんですか。

「次の世代に借金のツケ回しをしてはいけない」。

いま野田総理が血道を上げてこの消費税増税を言っているけれども、その理由は正に借金のツケ回しをしていいんですか。

更には震災復興。こんな事は借金のツケ回しもクソも関係無しに、やらなきゃいけない事ですよ。それですら借金のツケ回しをしてはいけないんだという惚けた論理で増税(しようと)してるんですよ。

そしてその借金のツケ回しという事で言えば、恒久財源無しに経常支出を増大させたあなた方の政策失敗のツケが、借金自体をどんどんどんどんツケ回してきたんじゃないんですか。何が「国民に被害を与えてない」ですか。まさに国民にとんでも無い被害を与えているんですよ。AIJと全く同じじゃないですか。

もう一度、取り消して下さいよ。国民に多大な迷惑を掛けたということを認めて下さい。

安住財務大臣

国債を増発してしまったという事は良くないという事であれば、それはあの、先生ですね。麻生政権末期からリーマンショックを含めて経済の落ち込みが非常に大きかったですから、そういう点では国債の発行額が増えたという事については税収も減ったので本当に申し訳なかったと私は思いますし、或る意味で日本の財政が、国債が収入よりも多いというふうな事態というのは異常な事態だと思っております。だからこそそれを改善していかなければならないと思っております。

西田昌司議員

あのね、安住大臣は殆ど分かっておられませんよ、自分が仰ってる事が。私が言ってるのは、国債を沢山出したのが悪いとは思っていないんです、実は、これからやっていきますがね。

国債をあなたは借金だと思ってるんだけれども、借金であると同時に将来に対する投資なんです。しかし問題は赤字国債の方なんです、私達がダメだと言っているのは。

赤字国債というのは経常収支を本来は税で賄わなければならないものを、税じゃなくて借金のツケ回しとしてやってる訳ですよ。だからこれは良くないんです。だから自民党政権の時に、これ以上これ拙いじゃないかというので消費税増税を掲げたんです。今民主党が一所懸命されているのとこれは同じ理由なんです。だからこの事については良いんです。

ところがあなた方の問題は、初めから我々がそう言っているのに、そういう認識もないままに、借金のツケ回しをしてはいけないと言って、本来将来の投資である筈の、いわゆる公共事業投資ですよ、こう言うものを全部辞めちゃって、純粋に孫子に対するツケ回しである子供手当、経常支出、これを赤字国債で賄ってきた。これが急速に景気を悪化させて、そしてその為に税収を急激に落として、更に財政を悪化させている。こういう理屈なんですよ。

だからあなた方がやってきた事は……。

「あ~成る程」なんては大臣、言って貰っては、本当に私もね、困ってしまうのは…。

どうなっているんですか。そのところを全然分かって無いんですよ。ここの所をまずご理解下さい。これ何度も後から言ってきますからね。

それで、まず問題は今そういうふうに民主党政権のとんでも無い問題で、これは今急激に税収が落ちたんです。急激に税収が落ちたのを今度あなた方は消費税を増税して財政を均衡させていこうとされてるんですよ。これがとんでもない話だという事なんです。

というのはね、皆さん方、借金返済するのを税金を上げてしていかなければならないというふうに思っておられるんですけれども、要するに消費税増税というのはですね、片方で経常的経費を賄う為のものである、社会保障費の。でも片方で借金返済のものだと野田総理も岡田副総理も仰ってますよね。安住大臣もそういうお考えですか。

安住財務大臣

一般歳出に占める社会保障の割合は今、非常に大きくなっております。だからそういう点では、そこを赤字国債で賄っていた部分というのは否定出来ないので、それをこの消費税5%分で補っていくという点では同じ考え方で御座います。

西田昌司議員

だから借金を、国債を返済して行くには増税してやっていかなければならないとお考えですかと言っているんです。簡潔に答えて下さい。

安住財務大臣

いやー、えとー、うー、国債の発行残高について、この増税でこれを返していくというのは残念ながら、私としてはそういう考えでは御座いません。寧ろプライマリーバランスを均衡させるという事が私共の今の使命だと思っております。

西田昌司議員

プライマリーバランスを均衡させるというのは、税収を上げるのか支出を減らすのと、両方ともありますよ。どういう意味ですか。

安住財務大臣

私は3つだと思うんです。それ、今先生が言った2つと、税収を上げる、まぁ成長の道ですね。この3つを、三位一体と言いますか、そこでやっていって、やっぱり税収を上げないと、単に消費税だけ上げて帳尻を合わせようという事では、私は全く御座いません。

西田昌司議員

じゃあそこでですよ、その成長という事はGDPを上げるという事ですよね。GDPは何かというとですね、要するに分配面でいうと、はっきりいうと所得そのものなんですよ。皆さんの給料、法人の所得ですね、それに減価償却費ですよ。端的に言えばこの3つなんですよ。要するに利益の総計なんですよ、これは、所得の。この利益の総計がどんどんどんどん減ってきている訳です。これを上げなきゃならないんです。民主党はこれを上げる為の措置、今、何をしているんですか。やってるのは逆様じゃないですか。

まずは公務員の給料を減らす。それから雇用がこれだけ悪いのに、雇用環境を更に悪化させる為に今度は新規採用の公務員の数まで減らす。全部これは、所得を減らしていく政策ですよ。そういう事ご存知ですね。

安住財務大臣

公務員の人件費の削減については、先生のお考えというのは私なりには分かっているつもりです。ただこれが歳出削減と表裏にあるという所に難しさがあると思っております。ですからそういう意味では公務員の皆さんの所得を減らすという事が、そのまま景気を…、例えば地方なんかでは非常に落ち込ませるんじゃないかという意見も私は説得力もあると思います。

ですからそういう点ではバランス、均衡というものを余りに極端に減らすのではなくて7.8%というのは、政治の総意としては大変良い所ではないかなと。

あとですね、18兆円の、今回皆さんにもお認め頂いた歳出については、これは復興予算も伴いますけども、こうしたものは内需の下支えにはなるんではないかと思うんです。復興需要等がですね、内需を興していく可能性はあるのではないかと思っております。

西田昌司議員

復興需要。復興需要の中身って一体何ですか。はっきり言いまして瓦礫処理とか除染とか、これが一番大きいんじゃないですか。瓦礫処理とか除染ってのは一体どういう支出なんですか。新たな価値を作ってるんですか。

安住財務大臣

それだけではなくて無くした住宅の建設、それから工場の建設、道路、橋。それらの公共事業は、これから私共の地元の方ではおきてきますので、そういうものが東日本全体にですね、良い波及効果を及ぼしてくれればと思います。

西田昌司議員

私が聞いてるのはこういう事なんです。復興需要が、除染も瓦礫処理も含めて景気を上向きにするのはその通りですよ。私はその通りだと思っています。だからそれはいいんです。だから何が言いたいかというと、除染とか瓦礫処理というのは、一言で言えば原状回復費用なんです。つまり穴を掘って埋めてるということなんです。よく言ったでしょ。公共事業をやれば景気回復に対して非常に効果がある。乗数効果が高い。それは例え穴を掘って埋めてもなるんだと、これ昔から言えてる話なんですよ。奇しくも今あなたが仰った事は、東日本大震災の復興予算がこれから景気、GDPにプラス効果与えます。その通りですよ。その通りなんです。ということは穴を掘って埋めてもそれだけの効果が起こるんですから、当然のことながら穴を掘って埋めるんじゃなくて、今、住宅復興も仰いましたけどね、新たな社会資本を形成していく、これがより一層大きなGDPを上向きに支えていくと思われますね。

安住財務大臣

ご指摘の通りだと思います。現に地元に限らず東北地方も歩っておりますけども、例えば雇用の状況等も或る意味で供給サイドが困ってる位、人的な不足が見られたり、そういう点ではこの18兆円というのは全国防災含めてですけども、先生ご指摘の様にですね、地域経済の中で――復興というのは非常に悲しい事ではありましたけども――これから道路や橋、公共建築物等を造る事は、大きな内需になる可能性は有ると思います。

西田昌司議員

そうですね。そう認めて頂ければ良いんです。じゃあ何故それをもっとやらないんですか。今東日本でやってる復興なんてものは復興という内に入らないんです、原状回復やってるだけなんです、まだまだ。それもまだ出来てません。そして東日本大震災の被災地だけじゃなくて、全国で雇用に困ってる方々、全国で社会資本が足らなくて困ってる方々有るんですよ。あなたにはその声届いてませんか。どんどん届いてる筈でしょう。

何故じゃあ今ここで、安住大臣が仰った様に、GDPを押し上げる為にそうした公共事業、大いにもっと伸ばしていこう――我々自民党は常に提案してきた筈ですよ――何故やってないんですか。

安住財務大臣

私の考え方と多少、先生の考え方は、もし違いがあるとすれば、例えば自民党というよりも公共事業のピーク時の予算を見ると、平成10年に13兆円ほど公共投資を行っております。その間自民党政権下でも最後は7兆までこれを落としてまいりました。その中で私も当時国会議員だったので、当時の事を思い出すと、無駄な公共事業は良くないのではないかと、投資に見合うだけの、税金を投資しただけの、公共事業は適切なものであるかという事は、国内で大変な議論を呼びました。そういう中で適正化、公共事業の額全体が何処が適正かというのは、先生ご議論あると思いますが 、私も良く分からない所が御座います。ただ当時、確か600万人位の雇用形態だったのが今大体400万くらいまで落ちてきて、それを今4兆円台の公共事業でやってますから、構造不況が全国にあって、そういう点ではそうしたニーズが寄せられてくることは事実であります。

ただ問題なのはやっぱり財政上の問題と、その公共事業が時期に時代にあったものかどうかというのは必ず議論を呼ぶ所があると思っております。

西田昌司議員

訳の分からん答え方なんですね。先答え言っときますがね、私は自民党政権の時から間違った政策してたと思ってますから。自民党の政策自体が間違ってたんです。それは今あなたが仰った様に、無駄な公共事業無くしていって、要は官から民へという流れでやってきました。公共事業を減らして、そして税率も下げたんです。民間にこのお金と――つまり借入をしやすくした――そして更には手取りの所得も増やさしたんです。本来でしたらそこでお金がどんどん回って景気が良くなるという思いでやった。ところが豈図らんや、やってみたら全く逆様になったんですよ。雇用はどんどん無くなっちゃう、投資はどんどん減る、そして今日の時代になってるんです。

私が民主党に言いたいのは、自民党の間違いをはっきり認めますから、そうなんです。でもあなた方は、その構造改革を善しとしてなかったんでしょ、そもそも私が聞きたいのは、ねぇ。善しとしてなかったのに何故今構造改革そのものやってるんですか。あなた方がやってるのは正に構造改革そのものなんですよ。官から民へ。そういう話なんですよ。おかしいと思いませんか。

安住財務大臣

いや、是正すべき所は、だから是正をしようという事で、例えば郵政の……。

<<<西田議員「違うんですよ、公共事業…」>>>

いやいや郵政事業も、先生ね、規制緩和と自由化の象徴の様な話でしたけども、これはやっぱり地域の中での、郵便局の疲弊に繋がったと思います。

<<西田議員「公共事業の話」>>

あの政策的な話で…。

公共事業については、ご指摘の様な地域経済の中に占める公共事業の割合の高さから言うと、これが無くなった事で大変な構造不況があるという説もあります。私も或る意味ではそれは事実だと思います。ただし都道府県自体も、国も、先程から言っている様に人口の減少や必要とされる新しい時代の公共事業の仕方を考えていかないと、中々財政赤字を累積をさせていくという事と矛盾するのでそこが難しい所ではないかと思っております。

西田昌司議員

ちょっと全然答えになってないしね、安住大臣、一寸本当に一寸認識が違うんですね。まだ未だに、半分分かっておられて半分お分かりじゃないと思います、私あなたの答弁を聞いておりますと、失礼ながら。

と言いますのは、先程から言いました様に結局GDPとは何かというと、これは所得の合計なんです。そしてそのGDPを押し上げていくものは何かというと政府支出というのが、個人の消費、支出面でいうと政府の支出ですよ。それと個人の消費なんですよ、支出面でいうと。

ところが今この政府の支出を急激に小さくしてるんですよ。そうすると当然この分配面の方の所得の方も減っていくのは当たり前なんですよ。

これを自民党政権の時代から与野党含めず小さな政府が良いんだという話でどんと行ったんですよ。だから今日のこのとんでも無い事態になっていると。だから我々も当然反省しなければならないんです。だからそこまでいって言ってるんですよ。この話はまだまだ次の29日もやりますから。

今日は折角白川総裁が来られてるんで、その事を受けてですよ。

つまり民間に減税してお金を回してきた。そして日銀の方も随分金融政策では緩和をしているというか国債の買い入れも増やしてます、こういう話なんですね。しかし中々、今現在ですよ、それによって景気が良くなっているかと言えば良くなってない。

そこで白川総裁には次から次へと、「いや、もっと出せ!」。自民党の議員の中からでも白川総裁・日銀に対して――私は言っておきますが、言ってませんがね(笑)――手酷い野次が飛んだりしてますよね。

要するに日銀が仕事やってないんじゃないかという話なんですよ。そういう事、そういう批判を受けて白川総裁、どの様にお考えですか。

白川日銀総裁

批判という事ではなくて様々なご意見を頂戴してまして、どういうふうに考えているかという事で申し上げたいと思います。

日本銀行自身はデフレから脱却し物価安定の下での持続的経済成長の経路に復帰する、これが極めて大事だというふうに思っております。

そうした課題達成の為に、日本銀行として出来る事は何かという事をしっかり考え、それをしっかり制していく。これが非常に大事だと思っております。

先生も細かい政策の内容はご存知なのでその説明は省略しますけれど、そうした政策はしっかりやっていきたいと思っています。

そう申し上げた上で日本がデフレから脱却する為には、私は日本全体として成長力を強化していく取り組みと金融の下支え、この両方が不可欠だというふうに思っております。私が国会の場でもいつも申し上げていることは、この両方が必要なんですと、金融だけで実現出来る話ではありませんと

ただ、私がこういうふうに申し上げますと、何か日本銀行が本来やるべき仕事をやりたくない、或いはやらない事の何かエクスキューズとして、言い訳として言っているんではないかというご批判を頂戴する事がありますけども、これはそうでは御座いません。日本銀行としてちゃんとやってまいりますけれども、この両方が無いと我々が実現したい姿を実現出来ない、その事は申し上げたいところであります。

西田昌司議員

すみません。金融ともう一つ、何だと仰ったんですか。

白川日銀総裁

少し抽象的な言い方になりましたけれども成長力を高めていくという事で御座います。この後また先生からのご質問有るかと思いますけれども、日本の潜在成長率が徐々に低下をしてきている。これは先程先生からGDPの話が御座いましたけども、結局人々がどれ位働くか、それから人々がその物へどれだけ付加価値を生んでいくか、この2つで決まってくる訳です。その両面に対する働きかけで御座います。

西田昌司議員

白川総裁の話が一寸ややこしくなってくるのは、金融だけでは出来ない、成長率を高めると仰るから話が皆さんに分かりにくいんですよ。

もっとはっきり言って下さいよ。景気対策するのは金融政策プラス財政政策じゃないですか。誰が考えても、どの教科書見てもそう書いてありますよ。そうじゃないですか。

白川日銀総裁

財政政策そのものにつきましては、政府それから国会で決めるべきもので御座いますから、日本銀行総裁という立場で財政政策はこうあるべきと言う事、これは控えております。

ただ財政政策、財政のあり方という事がマクロ経済に大きな影響を与える要素だという事、これは勿論間違いない事で御座います。

そういう意味で、私は色んな場で一般的な考え方として3つの事を申し上げております。

1つは、中長期的な財政の健全化についてしっかりとした信任を確保する事が大事です。

2つめは、財政健全化を実現していくスピードについては、経済動向への影響も考える必要がある。

3つめは、財政出動の内容につきましては中長期的な成長力の強化に繋がっていく様な、そういうものと整合的であることが必要であるというふうに申し上げております。

西田昌司議員

白川総裁は非常に上品な方でありますから、そういう言い方をされるんですけれども、その中でも財政政策が非常に大事であるという事は白川総裁も当然否定出来ない。ただ中身については、日銀の中央銀行総裁としてコミットはしませんという事なんですよ。それは当然、そういう立場、立場がありますからね。つまり今、機能してないのは金融の方じゃなくて財政なんですよ。財政の方が支出をどんどん減らすと。今も無駄を削減していくとか、こういう話を仰っているでしょ。今、無駄を削減するんじゃなくて、どんどんどんどん財政出動していくべきなんですよ。その事が安住大臣、分かっておられないんですよ。

もっと一番良い例をしますとね、先程の午前の議論の中でこういう話を仰いました。要するに法人税を下げて景気刺激をしていく。「これ、良い事だ!!」と。これをやったと仰ってるんですね。本当にそう思っておられる訳ですね?

ところが安住大臣ご存知でしょうか。今、そもそも法人税を払っている企業、これはどれ位かと言えば7割赤字でしょ。そうなってきますから、殆どの企業に影響与えないだけじゃなくて、要するに大企業以外みんな赤字なんです。そして大企業はどうなっているかと言いますと、この20年間どんどん預金を貯めてるんですよ。分かります?投資をしてないんです。今の日本の一番の問題は、大企業が貯めたお金を、減税したお金を全部、これを貯蓄してるんですよ。この貯蓄をどんどん増やしている状況で減税したら、大臣、そのお金は市場に回るのか、貯蓄に回るのか、どうなるとお考えですか。

安住財務大臣

それは企業が積極的に投資をして貰って、雇用を増やして貰って、そう言う事の呼び水になればと思ってやっております。

先生ご指摘の様にこれは、大門先生(共産党・大門実紀史議員。西田さんの盟友、別名:赤い西田)なんかからもよく内部留保の問題を指摘を受けるんですね。

これは日銀の総裁に聞いて頂ければと思いますけども、やっぱり市中銀行もそういう意味では貸し出しのベースで言うとやはり伸び悩んでいると。

これは先生、ですからやはり成長分野にどういうふうに投資してお金を動かしていくかというのは、これは十分大きな課題だという事は認識しております。

西田昌司議員

まずね、だから前半の話ちゃんと答えて下さい。要するに貯蓄性向が高い、消費性向が低い、その時代に減税するとお金は貯蓄に回るのか消費に回るのかどっちですかという話ですよ。どちらなんですか。

安住財務大臣

時の経済状況によると思います。確かに設備投資をしてね、先生ね、プラスでない時は勿論内部留保にまわる訳です。しかしもし物が売れ出したりすれば当然設備投資に回っていきますので、そのお金そのものはいずれ投資に回って貰う様に我々自身が誘導していかなきゃならないと思います。

西田昌司議員

大臣の仰ってるのは希望なんですよ、希望なんです。(自民党政権も)そう思ってやったんです。ところが今言った様に結果は貯蓄に回っているという歴然たる事実があるんですよ。

日銀白川総裁、そうじゃないですか。この20年間で非金融部門の、民間企業の貯蓄が200兆円近く大きくなってしまっている。そして同時に一般企業の借入額がどんどんどんどん、それに反比例して減ってきてるのが事実じゃないですか。どうですか。

白川日銀総裁

お答え致します。家計企業等の民間部門が趨勢的に資金余剰幅を拡大しているという事は、これは勿論事実で御座います。

この背景で御座いますけれども、先程安住大臣からも御答弁御座いましたけれども、例えば民間金融機関を考えてみますと預金が集まってきてそれに対して中々十分な貸し出しが出来ない。で、その分は今国債に振り向けている、そういうバランスになっておる訳で御座いますけれども、基本的に民間からの資金需要が弱い借入が弱い、その基本的な背景を考えてみますと、これは日本の成長率が中々上がってこない、趨勢的に低下をしてきている。そういう下で家計にしても企業にしても非常に慎重になってきている。その事が借り入れ需要の減少に繋がっているという事で御座います。

そういう意味で多少先程の答弁の繰り返しになって恐縮で御座いますけれども、しっかりと『成長力』を高めていく為の様々な取り組みが必要だというふうに。そうなりますとこれだけ今金融が緩和されている、或いは資金も御座いますので、それが有効に使われていくというふうに思います。

西田昌司議員

今、安住大臣。白川総裁が仰ったのは要するに家計も民間企業の民間部門もどんどんどんどん貯蓄をしてるんですよ。この状況で減税しても貯蓄に回るだけで意味がない。子供手当とかそういう所得移転政策も同じなんですよ。こういう状況で減税したり例えば手当をあげる。何になるか。全部貯蓄に回っちゃう訳ですよ。

そうじゃなくて直接GDPを上げるのはいわゆる乗数効果ですよね。これは林委員が菅総理(※正しくは当時財務大臣)に予算委員会で説明されましたけれども、乗数効果の高い支出を政府がやっていくべきなんですよ。その典型が公共事業投資なんですよ。そして安住大臣も認められた様に公共事業投資。これ今東日本大震災で復興予算やってますと仰ってるけれども、その大半は原状回復費用なんです。穴掘って埋めてるのに等しい様な除染と瓦礫撤去なんですよ。それがダメだとは言いませんよ。勿論それはやればいいんですけれども、それですらこの乗数効果が上がってきているんだから、もっとより一層効果的な、これは東日本の地域だけじゃなくて全国有るでしょう。そこに何でやらないのかという話なんですよ。これをやれば確実に景気回復するんですよ。ところが、あなたがそれをしない。これが一番問題でこの問題もまた29日、続き行きましょう。

2010.1.26の参議院予算委員会において自民・林芳正議員が当時財務大臣であった菅直人に子供手当の乗数効果を尋ねたところ、菅は乗数効果、消費性向を間違って理解しており官僚から大慌てでレクチャーを受けるその姿に国会中継を視聴していた多くの国民がずっこけてしまった。

更に驚くべきことに公共事業の効果は「事実上ゼロだ」と同じ日の答弁で以下の様に発言している事も忘れてはならない。こんな人達が『コンクリートから人へ』と言って日本経済を低迷させたことは疑い様が無い。

「少なくとも一兆円出したら一兆円しか効果がないというのは、私は事実上ゼロだと、効果は。だって将来使えるものを今使っているだけじゃないですか。ですから、将来使えるものを今使うのは単に時間的な差であって、本質的な経済効果は事実上ゼロだと思いますが、違いますか」

もう一つ国民をずっこけさせた忘れられない事件と言えば2011.8.11参議院予算委員会。

外国人からの不正献金を追求していた西田議員から、菅直人の収支報告書は出鱈目でありその根拠として菅が公開している資料を基に帳簿をつけると残高がマイナスとなることから、西田議員が「(帳簿の残高が)マイナスになること自体があり得ない」と発言した所、その直後に思わず菅の発した一言「なんで?」

これを聞いた多くの国民がまたしてもずっこけてしまった。

今日は最後に締めておきたいのは白川総裁にもう一つだけ質問します。

いわゆるヘリコプターマネーですよ。日銀がまだまだ足らないという意見が多いんですね。もっとどんどんヘリコプターマネー、もっとどんどんお金を金融機関に出しなさいよと、こういう主張があるんですが、この主張に対して白川総裁、どういうふうにお考えですか。

白川日銀総裁

ヘリコプターマネーとは比喩的に使われますけど、文字通り天からお金が降ってくる訳では無くて、先生もご存知の通り日本銀行が資金を供給するということで御座います。

その時に国債を買い入れて資金を供給すれば景気が良くなってくる、デフレが克服される、そういう議論で御座います。

まず我々としては資金を十分に供給しておりますけれども、しかし更にこの年末に掛けて、国債について言いますと今年間40兆円ペース、そうしたペースで今、現に買い入れを行おうという事はアナウンスをしております。

その上でこの、ヘリコプターマネーという言い方は必ずしも適切でないと思いますけれども資金を潤沢に供給するというこの方法だけで景気が持ち上がってくるかというと、これは先程の、やはり両輪が必要であるということで御座います。

もう一つ。これは日本銀行に拘わらず中央銀行の総裁、どこでもそうで御座いますけれども、国債を買い入れるという事がいわゆるマネタイゼーション、つまり中央銀行が財政のファイナンスを目的として国債を買っているんだというふうに万が一思われますと、この場合にはどこかの段階で長期金利が上がってしまう。そうなりますと金融機関の資産等にも大きな影響を与えますし、政府の財政、国債発行金利にも影響を与え経済活動にも影響を与える。そういう意味ではその面での細心の注意も必要だというふうに思っております。

西田昌司議員

白川総裁が仰いました様に、結局ヘリコプターマネーというのは一番早い話はお金を本当に蒔いたら良いんですよ、ヘリコプターから。しかしそれやるとどうなるかというと、取り合いでとんでも無い犯罪が起きますし(笑)一度やってみたらいいと思いますがね。大変な事になります。実際出来ないんですよね。

だから日銀が出来る事は金融機関にお金出す。後は金融機関が民間企業に貸し出してくれないと出来ない。よくこれは金融政策の例えでね、「馬を水飲み場に連れて行く事は出来ても、馬に水を飲ます事は出来ない」つまり飲むかどうかは馬の意志なんですよ。つまり借りるかどうかは民間企業の意志。または金融機関の意志なんですよ。ところがこれだけ金利を安くして、しかも日銀当座預金残高積み上がってる訳ですよ。民間金融機関は幾らでも貸そうと思ったら貸すだけの余剰資金があるんです。

ところが何で馬は水を飲まないのか。馬が水飲みたくないからです。何で水飲みたくないのか。今水飲んでしまったらお腹を壊してしまうかも知れないからですよ。

つまりどういう事かというと、景気が先行き不透明だから、折角日銀の白川総裁が「はい、飲みなさい」と(馬を)持って行っても、その民間側が「今飲んじゃって借金しちゃったら私返せますかね」と自信が無いんですよ。だから馬は水を飲まないんですよ。安住大臣、じゃあどうしたら良いんですか。

<<議場に笑い>>

どうしたら景気よくなりますか。

安住財務大臣

一寸あの、私もそこまでは成る程と思いますけれども、根本的な問題もやはり一寸考えないといけないと思うんです。

例えば私共の地域だって、先生の所もそうですけど、少子高齢化の波というのは非常に大きくて、物を売る・買うという行為から言えば若い人が少なくなれば日本の国というのはどうしても高齢化をして物が売れなくなったり、そういう点では住宅の件数も今80万戸ですけども20年前ですとこの倍位有る訳ですよ。

そういう点ではやはり日本の国の根本にある問題もですね、先生、解決をして。私やっぱり人が増え出す、若い人が増え出す。人が増えてくれば先生の言う話と噛み合ってくるんじゃないかなと思うんです。そこの部分を怠っていると、何と言いますか投資する先が、やはり企業としてみれば儲からない物作ったって仕方がないというのもあるので、そこは繋がるんじゃないかと思うんです。すると子供手当も悪い物じゃないんじゃないかなというふうに思っております。

西田昌司議員

もうね…。こんだけ分かり易い喩えして何という答えですかそれ。そうじゃないんですよ。

馬が水を飲まない。どうしたら飲むか。牛を連れてきて飲ましたら良いんです。

<<議場爆笑>>

分かります?牛なんですよ。牛は何かと言えば政府の話なんですよ。要は民間が水を飲まないんだから、「あ、そう」と。「余ってるんだったら私が…」

<<西田議員、実際にコップの水を飲む>>

「…戴きましょう。元気付きましたよ」。牛がどんどん飲んでいくんですよ。仕事をするんです。そうするとそれを見てる馬はどうしますか。今飲んでも良いんだ。馬も飲むんですよ。景気というのはこういう事なんですよ。これがマクロ経済の一番の基本なんですよ。

<<鴻池祥肇議員「分かり易い!!!」>>

これを分からずに、安住大臣、あなたの後ろに付いている財務省の連中にしょうもない話しばかり聞かされているんですよ。

「増税しないと困りますよ。これからどんどん高齢化して人口も減るから大変ですよ」と言われてるんですよ。

ところが冷静に考えて下さいよ。20年間、20年前から人口は減ってなかったんです。これからは減っていく傾向にありますよ。この20年間は何も減ってませんよ、はっきり言いまして。じゃあこの20年間の問題は何なのかと言えば、本来は馬が水を飲まない時に牛が水を飲む政策をしたらいいのに、牛も馬も両方とも飲まない。牛が飲まないなら…馬が飲まないなら…牛も飲まない…、どっちがどっちか分からなくなってきた(笑)

そういう事やっちゃうから水は溜まる一方なんです、これ。分かります?この水って何かと言えば金融資産がどんどん溜まってるんですよ。国内で循環出来ない。これが預金超過となって金融機関に溜まってるんですよ。これが景気が回らなくなってる一番の理由なんです。

そういう時に……この続きは明後日やりますから…。

そういう時に詐欺師が出てくるんです。AIJという詐欺集団ですよ、はっきり言いまして。「みんなが飲まないんだったらその金、その水私に与えてくれたら幾らでもやりましょう」と、こういうバカ者が出てきて、そしてそれをどんどん集めて、2000億集めて掏っちゃったと、こういう事ですよ。

その掏っちゃった時に、私が今日言いたいのは自見大臣。この問題、漸く私19日に予算委員会で言いまして、あの時はまだ強制調査になってなかった。強制捜査に着手されました、23日金曜日から。しかしもっと早くから大臣がやらなきゃダメじゃないですか。

ところが大臣はどう言っていたかというと「いや、それは西田さん。これは三条委員会なんだ。行政から独立してやっているんだ。だから我々政治家は何もする事ができないんだ」。とんでも無いですよ。これは三条委員会じゃなくていわゆる組織的には行政の中の1つの機関、審議会そのものじゃないですか。あなたがやらないというのは不作為ですよ。前の発言を撤回して、これからはちゃんと政治的なリーダーシップを取ってこの問題の解明の為にやるという事をはっきり言って下さい。

自見金融担当大臣

西田委員に答えさせて頂きます。証券取引等監視委員会は金融庁に設置された合議制の機関でありまして内閣設置法第54条に基づいて設置されたもので御座います。

しかしながらこの規定は国家行政組織法第8条と同内容の規定となっていることから証券監視委員会、いわゆる八条委員会とされています。

ただしこれはお詫びを申し上げねばいけませんけど、3月19日の予算委員会に於いて西田議員に対して答弁で三条委員会と申し上げた事は訂正をさせて頂きます。一方、証券取引等監視委員会は金融庁設置法による……

<<以下省略。官僚の答弁を延々と棒読み>>

西田昌司議員

(苦笑)有難う御座います。(苦笑)

あの、ただね。要するに民意のリンチで吊し上げろなんて言ってるんじゃないんです。これ、法と証拠と仰っているけど誰がどう見ても虚偽の報告をして、虚偽の報告に基づく報酬を取り、そして委託者から預かった財産を毀損してる。とんでも無い話ですよ。これを放置する事があり得ないんです。この問題も次回、纏めてやりますけれども自見大臣には、今こそ「自見庄三郎が金融担当大臣だからこの問題をちゃんと解決出来る糸口を掴んだ」とやって下さいよ。もう答弁要りません。その事をお願いして質問を終わります。有難う御座いました。




5年前に書かれた麻生さんの記事

麻生太郎オフィシャルサイトの講演・論文の所には過去に書かれたものがあるのですが、今読んでも物凄く勉強になります。

この中からデフレについて書かれた記事の冒頭に、正に西田さんが馬で喩えた話と同じ問題について語ったものが有ったので誠に勝手ながら転載させて頂きます。

2007年4月号 『資産デフレ(二)』

「貸出し金利がゼロでも企業が銀行に金を借りに来ないということを前提にして書かれた経済学の本があったら、ぜひ教えてらいたいたい」。これは約6年前、森総理大臣に同行を命じられ、経済財政担当大臣として米国ホワイトハウスに行ったとき、リンゼー経済担当補佐官と懇談したときに言ったことです。

「もう一回言ってくれ」とリンゼー氏が言われたので「私の英語が判らないのか、それとも私の言っている意味が判らないのか」と質したら、「意味が理解できない」という返事だったんです。そこで私の方から、日本で今起きている不況の理由について説明をしたんですが、以来今日までアメリカから日本のマクロ経済の本質的な要求はなされていないと思っています。

企業が金を借りず、返済を優先する。これを経済界の用語では「利益の最大化をはからず、債務の最小化をはかる」といいます。つまり企業は貸出し金利が限りなくゼロに近いくらいに低くても、銀行から金を借りて設備投資をしない。利益が出たら、これまでの借入金の返済を優先させたということです。結果、何が起こったか。壮大な「合成の誤謬」が発生しました。

合成の誤謬・・・あまり聞き慣れない言葉だと存じます。簡単に言えば、よいことだからといって、皆で一斉にやったら、結果は必ずしもよいことにはならないという意味です。麻生太郎が酒も煙草もゴルフも選挙もヤメタとします。医者もほめるし私の体も喜ぶ。妻も赤飯炊いて喜ぶでしょう。しかし同じことを日本人が全員でやったらどうなるか。全国の酒屋、煙草屋、ゴルフ場、飲み屋、歓楽街が軒並みツブレルことは確実で、失業者は溢れ、結果として不況になる。一人でやることは問題なくよいことでも、1億2千万人が一斉にやったら大問題です。

企業が借入金を銀行に返済するのは当然ですが、全企業が一斉に借入れより返済を優先したら、まず金融業は成り立たなくなる。金を貸して利鞘(りざや)を取る金貸し業は、金を借りる人がいるという前提で成り立ちます。借り手の主たる企業が金を借りず、預金する個人が今まで通りだったら、銀行商売は成り立ちません。企業の借入金返済が年間20兆も25兆円も行われ、個人預金が5兆も10兆も入ってきたら、その25兆から35兆円がデフレ圧力となるわけです。そうなれば30兆円前後の金を借りてくれる人がいなければ、デフレによる大恐慌になります。1920年代末にアメリカで起きた大恐慌も、昭和初期の高橋是清蔵相下の大不況もデフレ下の不況だったんです。

つまり、今回の場合は、政府がその30兆円の金を国債として借りて来られたから、日本の不況はこの程度で済み、GDPもこれだけのデフレ不況下で500兆円を維持できました。

マスコミが何と言おうと、国債で民間資金を年間30兆円吸い上げ続けたのは正しい選択だった・・・と後世の経済学者は書くと思いますが、今現在、こんな異論を言っているのは私の他はあまり知りません。

さて、前回も述べた通り、企業の自己努力により債務超過の状況から脱した会社は、税金繰り延べ特別措置の2年延長も利用し終わり、このところ純利益を大幅に上げている企業が増えています。政府にすれば、やっと法人税収入が増加することになりました。そうなれば、歳出の削減策も徐々に効果が上がりはじめ、政府は予算編成のために国債を30兆円も出して、民間資金を吸い上げる必要が無くなりつつあります。まことに結構な流れだとして喜ばなくちゃイケマセン。

しかし、問題があります。民間の資金需要の不足です。各企業が債務超過状況から脱して、返済金に廻していた金を、再び設備投資や機械の発注に廻し始めるか、さらに自己資金、キャッシュフローだけでなく、銀行から借り入れ金を起こして設備投資などができるか否かが大問題です。もし今まで通りだと銀行には金が余り、政府も税収増でその金を借りないということになります。そうなれば又デフレ不況の再来ということになるんです。

今の経済状況は極めて難しいハンドル操作を求められているのです。経済を成長させるためにいろいろの施策がなされるにせよ、安易に財政再建を優先させて、国債の借入れを単純に減額すれば景気上昇が持続するなんて単純な話ではないことを「異論」として申し上げます。

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

« 前の記事  ホーム  次の記事 »

最近の記事

カテゴリ

月別アーカイブ

コメント

FC2

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。