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西田昌司さん「マスコミは知ったかぶりせず民主党の実態をちゃんと伝えなさい!」

昨日の野田首相の所信表明演説には、気分を悪くされた方が大勢いらっしゃったことと想像します。私自身も怒りを通り超して吐き気を催しました。そうした中、西田さんのビデオレターで、またしても「嘘つき山井」の驚くべき、というか呆れるてしまう行動が暴露されました。この人達、もうどうしようもないです。

ということで西田さんビデオレターの文字起こしに続いて、山井のツイート、今朝の新聞社説、そして野田の所信表明演説をまとめておきます。




こんにちわ。参議院議員の西田昌司です。

今日は10月29日、月曜日です。今日から第181臨時国会が始まった訳ですが、全くこの先の見通しが付いていません。

我々自民党は先の国会で野田総理に対して参議院では、野党が全会一致で参議院として問責決議を出しています。そして今もこの問責は生きている訳で、この問責の意味というのは、要するに野田総理を総理として参議院は認めない、そういう決議なんですね。

ですからこの決議が出た以上、野田総理はこの事態を収拾しようと思えば自ら解散をして、一旦国民に信を問うか、もしくはその問責を受けて総辞職をするか、どちらかの選択をしない限りこの事態は収拾出来ませんよ、というのが前回からの答えだったんです。

そしてその後、民主党の代表選挙があった訳ですから、民主党の代表選でこの事態を深刻に考えれば、「野田総理のままで国会を開けば国会が空転してしまう」。選挙をやると判断すればそれもよし。しかしどちらかの判断をしなければならなかったんですが、結局選挙をやるという判断もせず、野田総理をそのまま圧倒的多数で民主党の代表に選んだんです。

だから民主党自身の中においても、この参議院の問責の意味が分かっていない。ところが今になって、「この状況では二進も三進も行かないんじゃないか」という事で、また「野田総理の首をすげ替えれば良いじゃないか」という意見も出てきたりしている。

要は、これも何度も言ってますが、民主党は目の前に起こっているその事ばかりに関心が行って、本質的な事――どうすれば・どうしなければならないのか、国家の為に自分達が置かれている状況がどうなっているのかという事――を全く認識せずに泥縄で対応していきますから全く進まないんですね。

そしてこの事態はひと月ふた月以上前から、「こういうことになりますよ」という事を、はっきり申し上げているにもかかわらず、その収拾が出来ないまま国会が始まったという事です。

そして今日、皆様方にお話ししたいのは、実は昨日、日曜日でありました。私も地元京都に帰って、色んな会合に出ていましたが、夕方、京都のある方の叙勲の祝賀会に行きました時に驚いたことがあったんです。


山井和則

それは民主党の衆議院議員、山井和則さんがそこに来ておられたからなんです。この山井さんというのは、民主党の衆議院の国対委員長です。明日から国会が開かれるというその日に、前日の夕方の会合で地元京都に居るなんて事を見まして、私は「あなた、何してるんですか!?」と言ったんです。

「今この時期に京都に居るなんてあり得ないじゃないですか。明日からの国会運営、ちゃんと出来ているんですか!?」


というのは、今私が言いました様に、参議院の方では問責が出ているのでやりませんよ、衆議院の方でもこの問題をどうするかというのが問題になっている矢先に、与党の国対委員長というのが、その事態を解決させる、つまり野党側に何とか出席してくれる様にお願いするという立場の人間が、全くその仕事をせずに地元に帰っているなんて事は、ちょっとこれ、あり得ないんですね

私は本当にびっくりしたんですけれども、正にこれが民主党の実態なんですよ。つまり、野田総理のみならず、国会の幹部、党の中の幹部始め、殆ど全員が当事者能力を失っているという事です。

そして自分のやるべき仕事が分からない。何にも仕事をしないまま、地元で叙勲の祝賀会があれば、そちらに呼ばれて挨拶をしている、そんな暢気な事をしてる場合じゃないんですよ。これには本当に私は開いた口が塞がりませんでした。

ですから、こういう事を皆さん方にも是非ご理解頂きたいんです。つまり民主党は何にも考えていないし、当事者能力が無いという事なんです。これが実態ですから。

結局ですね、マスコミなどはまた参議院で問責決議があるからといって議論をさせないとなると「また政局か」「国民の為に議論しろ」などと知ったかぶりで書くんです。

しかし今言いました様に、そんな知ったかぶりで書く以前に、「この民主党の実態をちゃんと伝えなさいよ」ということを私はマスコミに言いたいんです。

どの政党でも、与党の国対委員長が、国会の前日に地元に帰って叙勲の祝賀会に出て挨拶しているなんて例は何処にもありませんよ。

それが順調な国会の時ならいざ知らず、緊迫して国会が開かれるかどうか分からない様な時に、国対委員長が仕事をしないなんてこと事態が、この国会を舐めきってますよ。これが今の現実だということです。

そして今日は産経新聞を見ると、前原さんの政治資金団体「東京まえはら後援会」ですか。そこが一千万円を超える事務所費を平成16年から22年に掛けて使っていたという事ですけれども、これも私は未だ詳細を掴んでいませんが、事実だとしたら呆れた話ですね。

前原氏政治団体 秘書宅を事務所届け出 費用1232万円計上 住人「実体ない」

産経 2012.10.29 07:05
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121029/trl12102907060001-n1.htm

つまり全く同じ時期に事務所費問題で自民党の大臣を――例えば赤城大臣、松岡大臣、この方々に辞任を迫っていた訳ですよ。そして辞任させたんですよ。その、自分達が責めている最中に自分達自身がそういう事をやってきているという事は、正にこれも当事者能力が無いというよりも、一体何なんでしょうね、この方々は。私は本当に声を上げて言うことも憚られるくらいに、ちょっと驚いてしまいました。

それほど今の民主党というのは1から10まで何一つまともにやってきてこなかったし、今現在も当事者能力を失っているという事が現実だと思います。

何れに致しましても、我々参議院の方針としては今日、議員総会の中でも国対委員長がお話になりましたけれども、要は問責決議がありますから、もう我々が認めていない総理大臣の所信表明を聞いたり、それに対する質問は致しません。

ただ我々自身はこの内閣を一日も早く倒さなければならないと考えています。審議拒否をするつもりもありません。これから我々が予算委員会を要求して、そこで色んな今までの――田中慶秋大臣、城島財務大臣始め、暴力団との付き合いが言われている大臣を任命した責任、そしてそもそも「近いうちの解散」はどうなったのか、という事を始め――追求しなければならない問題が沢山ありますから。こうした事はしっかり国会でやっていく。

ただもう何れに致しましても、「あなたがた民主党を、我々は認める訳にはいかない」。早急に解散する様に追い込んでいく。その為の国会運営を全力で行っていく。こういう方針であります。

是非皆さんにもご理解頂きまして一日も早く民主党を倒す為にお力をお貸し頂きたいと思います。

本日もご覧になって頂きましてありがとうございました。




一方、名指しで批判された山井和則のつぶやき
山井和則

※「社会のぞうきんになって、社会をきれいにする生き方がしたい・・・」、ふーん、そうですか…。

2012年10月30日 - 07:55

昨日は臨時国会召集。衆議院ではすべての政党が出席し、野田総理が所信表明演説を行いました。「毎年必要な赤字国債発行法案を政治的な駆け引きに使うという悪弊を断ち切ろうではありませんか」という一節が心に響きました。政局中心の国会を政策実行の国会にせねば、という野田総理の心の叫びでした。

※これに対して思わずあの三宅雪子から突っ込みが(笑)

2012年10月30日 - 08:00

や、山井さん、本当に心に響いたんですか?@yamanoikazunori~「毎年必要な赤字国債発行法案を政治的な駆け引きに使うという悪弊を断ち切ろうではありませんか」という一節が心に響きました。政局中心の国会を政策実行の国会にせねば、という野田総理の心の叫びでした。

※離党したら容赦ないですね。

2012年10月29日 - 08:36

いよいよ今日、臨時国会が召集。午後の野田総理の所信表明演説に野党が出席するかが未定。最後まで、野党に出席を呼び掛け続けたいと思います。参議院では野田総理の所信表明演説が行われません。非常に残念です。

※前日にやっとけよ、って話ですね。

2012年10月26日 - 07:41

おはようございます。今日の議院運営委員会理事会で、29日の臨時国会召集日の段取りを決めます。まだ、野党が出席するかどうかがわかりません。国民は早く国会が開かれ、活発な国会審議が行われ、国民生活にとって必要な法案が成立することを望んでいます。国民の期待に応えられるように頑張ります。

※国民はー、国民生活がー、国民の期待にー。言うのはただですからね(笑)

2012年10月25日 - 08:01

今朝は早朝の書道教室で添付写真のように「誠意」という字を書かせて頂きました。29日の臨時国会召集に向けての与野党の話し合いがまだつきません。29日の臨時国会召集を実現するため、誠意を持って今日も話し合いたいと思います。 http://t.co/mFljsVSO

山井和則の書道「誠意」

※まったく心がこもっていませんね(笑)


2012年10月24日 - 08:11

おはようございます。昨日は初めての与野党国会対策委員長会談でした。休憩をはさんで1時間以上、11党の野党の国会対策委員長と話し合いをしました。29日の臨時国会開催を提案しましたが、なかなか理解が得られませんでした。引き続き29日に臨時国会がスタートできるように話し合いを続けます。

※たった一時間程度の説得で理解しろって言われても…。

2012年10月23日 - 08:20

おはようございます。今日は3時半から与野党国会対策委員長会談を行います。29日の国会召集のお願いを私から野党各党の国会対策委員長に対して行います。混乱する国会ですが、何としても29日には臨時国会を開かせて頂きたいです。誠心誠意、誠実に野党にお願いをしたいと思います。

※誠意、誠実…。嘘つきに限って口にしますよね(笑)

※山井の嘘つきっぷりに関してはこちらも是非ご覧下さい。

復興予算の流用・便乗問題で「一方的に委員会の開催を決めた野党側に問題がある」と山井




以下、各社説の抜粋です。朝日の滅茶苦茶な社説は全文引用しました。

産経

首相所信表明 「明日への責任」は解散だ

産経:主張 2012.10.30 03:18
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121030/plc12103003180010-n1.htm


野田佳彦首相の所信表明演説は、現下の政治課題を列挙しただけで、政権がこれから何に、どう取り組もうとしているのかが見えない。

首相は「明日への責任」を繰り返し、経済対策や東日本大震災の復興、社会保障制度改革国民会議の設置など、懸案を先送りしない「決断する政治」の重要性を強調した。だが、実現の具体策を明示できないようでは、政権を担う正当性や資格に疑念を持たざるを得ない。

政権延命のためだけに首相の座にしがみつくのなら、無責任の極みだ。一刻も早く解散・総選挙を行うことこそ、野田首相が掲げる「決断する政治」であり、「明日への責任」の取り方である。

驚いたのは、尖閣諸島の国有化後、初の国会であるのに「尖閣」という言葉が一度も出てこなかったことだ。中国公船が領海侵犯を繰り返すなど尖閣をめぐる危機は緊迫度を増している。

(中略)

島根県竹島への韓国の不法占拠についても、一切触れなかった。中韓両国を刺激しないことが問題解決の近道と思っているのであれば、大きな間違いだ。

(以下略)

読売

首相所信表明 戦略見えない「明日への責任」(10月30日付・読売社説)

(2012年10月30日01時18分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20121029-OYT1T01630.htm?from=ylist


「明日への責任」を掲げる以上、その言葉に見合う政策と実現への戦略を示す必要がある。

(中略)

だが、社会保障・税一体改革に続く政治課題として何を最優先に取り組むのかが見えてこない。

(中略)

問題なのは、首相が自民、公明両党の党首から協力を得られず、状況打開への戦略を欠いたまま、国会が始まったことである。

(中略)

「政局第一の不毛な党派対立の政治」と野党を批判するだけでは、政治は前に動かない。政府・与党が責任ある提案を行い、野党との接点を探るのが筋だろう。

毎日

社説:波乱の臨時国会 眼前の2課題に全力を

毎日新聞 2012年10月30日 02時31分
http://mainichi.jp/opinion/news/20121030k0000m070104000c.html


(前略)

「近いうちに」衆院を解散するとの約束実現を野党に迫られる中、首相演説は民意を問う覚悟から遠い内容だった。一方で与野党が解散時期の駆け引きだけに明け暮れることは子どもじみている。目の前にある課題の決着にまずは集中してほしい。

(以下略)

日経

与野党は懸案処理し選挙の環境整えよ

日経 2012/10/30付
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO47843200Q2A031C1EA1000/


(前略)

参院は前通常国会で可決された首相問責決議のけじめがついていないとして、首相が所信表明演説をする本会議の開催を拒否した。法的拘束力のない問責決議を理由に、所信表明をボイコットするのはおかしい。参院の野党は国会審議に応じて政権を追及するのが筋である。

朝日

臨時国会開幕―報復の連鎖を断ち切れ

朝日 2012年10月30日
http://www.asahi.com/paper/editorial.html


異常な幕開けである。

きのう、臨時国会が召集され、衆院本会議で野田首相の所信表明演説があった。

ところが、参院はこれを拒否し、各党の代表質問も行わないという。憲政史上、例のない事態である。

参院は先の通常国会で首相の問責決議を可決した。だから首相の発言は聞くに値しない。自民党など野党側が、そう唱えたためだ。

政権にどんな問題があろうとも、あくまで審議を通じてただしていく。それが国会の役割ではないのか。怠慢というほかはない。

自民党としては、野党が多数を握る参院で野田政権を揺さぶり、衆院の早期解散を迫るのがねらいだろう。

だが、予算執行に不可欠な赤字国債発行法案や、衆院の一票の格差是正の「0増5減」法案などの処理は喫緊の課題だ。

参院自民党には、ただちに審議に応じるよう強く求める。でなければ、参院不要論に火をつけ、結局は自分たちの首をしめることになる。

そもそも「ねじれ国会」が続くなか、参院が政権の命運を左右するほどの力をふるうことが、今回の異常事態を招いたともいえる。

問責決議を理由に審議を拒んだり、重要法案を人質にとったりするのでは、政治の混迷は深まるばかりだ

首相は、所信表明演説で赤字国債法案を駆け引きに使う悪弊を「ここで断ち切ろう」と訴えた。私たちも同感だ。

赤字国債発行法案は予算と一体で成立させる。問責を決議しても審議には応じる。

そんな慣例やルールをつくり、政治を前に進める。臨時国会では、そのことに与野党あげて取り組むべきだ。

一方、首相も野党に求めるだけでなく、譲るべきは譲らねばならない。

足元の民主党の惨状は目を覆うばかりだ。

28日の衆院鹿児島3区補選では、民主党推薦の候補が自民党前職に敗れた。離党者も止まらず、きのう新たに2人の衆院議員が離党届を提出し、単独過半数割れまで3議席となる。

政権に、難局を打開する力が残っていないことは明らかだ。

自民、公明に再度の党首会談を呼びかけ、解散時期についてより踏み込むなどして、協力を求める。そして互いに報復し合う連鎖を断ち切り、政治を動かす道筋をつける。

それこそが、野田政権の仕事ではないか。


普通に国会中継を見て、ニュースを追えば、産経の論調が正しいのは言うまでもありません。毎日も日経も何を言っているのでしょう。朝日に関しては論外です。衆院の一票の格差是正の「0増5減」なんて話は昨年から分かっており、早くから自公が案を出していました。それを政権に居座りたい民主党が「近いうち」を反故にする為、国会会期末近くなって突然別の案を強引に出してきた。はっきり言って確信犯です。これがそもそもの混乱を招いた原因です。

混乱を招いたのは民主党であるのに、何が何でも野党を叩き、社説の最後の方で申し訳程度に民主党も批判する。これって順番が逆でしょう。

重要法案を人質にとっているのは民主党です。朝日の論説員は頭がどうかしているとしか思えません。まぁ今更ですけど。




一応、野田首相の所信表明演説の全文も掲載しておきます。これほど酷い演説に対して嘘でも「私たちも同感だ」と言える朝日新聞は大したものです。

第百八十一回国会における野田内閣総理大臣所信表明演説

一 はじめに ~明日の安心、明日への責任~ 

第百八十一回国会に当たり、謹んで所信を申し上げます。

内閣総理大臣を拝命してから一年余。この間、私を突き動かしてきたものは、この国の将来を憂える危機感です。今、何とかしなければならない、という切迫した使命感です。

東日本大震災が我が国に突き付けた難題。そして、それ以前から我が国が背負ってきた重荷の数々。いずれも、このまま放置すれば、五年後、十年後の将来に取り返しのつかない禍根を残してしまうでしょう。立ち止まっている時間はないのです。

二年目の厳しい冬を迎える被災地の復興。今も続く原発事故との戦い。事故に起因して再構築が求められるエネルギー・環境政策。不透明感を増す足下の経済情勢と安全保障環境。そして、歴史に類を見ない超少子高齢化社会の到来。全ての課題は複雑に絡み合い、この国の将来を覆っています。

先の国会で私は、先送りを続ける「決められない政治」から脱却し、「決断する政治」の実現を訴えました。一体、何のための「決断する政治」なのか。今こそ、その原点を見定めなければなりません。

今日より明日(あした)は必ず良くなる。私は、この国に生を受け、目の前の「今」を懸命に生き抜こうとしている全ての日本人に、そう信じてもらえる社会を作りたいのです。年齢や男女の別、障がいのあるなしなどにかかわらず、どこに住んでいようと、社会の中に自分の「居場所」と「出番」を見出して、ただ一度の人生をたくましく生きていってほしい。子どもも、地方も、働く人も、元気を取り戻してほしいのです。

「明日(あした)の安心」を生み出したい。私は、雇用を守り、格差を無くし、分厚い中間層に支えられた公正な社会を取り戻したいのです。原発に依存しない、安心できるエネルギー・環境政策を確立したいのです。

「明日(あす)への責任」を果たしたい。私は、子や孫たち、そして、まだ見ぬ将来世代のために、今を生きる世代としての責任を果たしたいのです。

「決断する政治」は、今を生きる私たちに「明日(あした)の安心」をもたらし、未来を生きる者たちに向けた「明日(あす)への責任」を果たすために存在しなければなりません。

先の国会で、社会保障・税一体改革の関連法が成立しました。「決断する政治」への断固たる意思を示した画期的な成果です。温もりあふれる社会を取り戻し、次の世代に引き継いでいくための大きな第一歩です。

しかし、まだ宿題が残ったままです。「明日(あす)への責任」を果たすために、道半ばの仕事を投げ出すわけにはいきません。

誰もがやらなければならないことをいたずらに政局と結び付け、権力闘争に果てしないエネルギーが注がれてしまうような政治をいつまでも繰り返していてよいはずがありません。やみくもに政治空白を作って、政策に停滞をもたらすようなことがあってはなりません。

将来世代を含む全ての国民を代表する国会議員の皆さん。やるべきことを、きちんとやり抜こうではありませんか。明日(あす)への責任を堂々と果たすため、先の国会で熟議の末に見出した「はじめの一歩」の先に、確かな「次の一歩」を、この国会で力強く踏み出そうではありませんか。

二 「明日への責任」を果たすための諸課題

(明日への責任 ~日本経済の再生に道筋を付ける~)

明日(あす)への責任を果たす。それは、将来不安の連鎖を招くデフレ経済と過度な円高から抜け出すことです。そして、日本経済の潜在力を覚醒させ、先行きに確かな自信を取り戻すことです。

日本経済の再生に道筋を付け、雇用と暮らしに安心感をもたらすことは、野田内閣が取り組むべき現下の最大の課題です。

欧州の債務危機の余波や新興国経済の減速によって、世界経済の先行きは決して盤石とは言えません。かつてない規模での貿易赤字など、日本経済の足下にも不安が広がっています。

今、日本経済が失速してしまっては、雇用や暮らしに直結するだけではなく、将来に向けた改革の推進力までもが失われかねません。切れ目のない経済対策は、改革を断行するための将来投資でもあるのです。

内閣総理大臣に就任して以降、日本各地で、明日(あす)への挑戦を続ける先駆者や経済の現場を縁の下から支える偉人たちと出会いました。彼らの自信に満ちた笑顔を思い出すとき、私は、日本の潜在力に確信を持つことができます。

大田区の小さな町工場でミクロン単位の切削を難なく手作業でやり遂げる現代の名工。消費者との絆づくりに農業再生と故郷・群馬の明日(あす)を見出す若き農業者。万国津梁、世界の架け橋とならんとの使命を自ら体現すべく、沖縄でソフトウェア開発にいそしむ起業家たち。そして、挫折を繰り返しながらも挑戦を続け、感謝と責任感を胸に、知のフロンティアを切り拓いた山中伸弥教授。こうした姿は、私たち日本人の底力を示すほんの一端に過ぎません。

経済再生を推し進める第一の原動力は、フロンティアの開拓により力強い成長を目指す「日本再生戦略」にあります。これは、疲弊する地域経済の現場で明日(あす)のために戦う人たちへの応援歌でもあります。戦略に描いた道筋を着実にたどっていけるよう、日本再生を担う人材の育成やイノベーションの創出に力を入れるとともに、「グリーン」「ライフ」「農林漁業」の重点三分野と中小企業の活用に、政策資源を重点投入します。

その先駆けとなる新たな経済対策の策定を指示し、先般、その第一弾をまとめました。新たな成長のエンジンとなるグリーンエネルギー革命。画期的な治療法を待ち望んでいる人たちの心に光を灯す再生医療の推進。情熱ある若者を担い手として呼び込む農林漁業の六次産業化。今般の経済対策によって、これらを始めとする将来への投資を前倒して実施します。また、金融政策を行う日本銀行とは、更に一層の緊密な連携を図ってまいります。

国民生活と経済の根幹を支えるエネルギー・環境政策は、大震災後の日本の現実に合わせて再構築しなければなりません。

東京電力福島第一原発の事故は、これまで進めてきたエネルギー政策の在り方に無数の反省をもたらしました。あたかも事故がなかったかのように原発推進を続けようという姿勢も、国民生活への様々な影響を度外視して即座に原発を無くそうという主張も、明日(あす)への責任を果たすことにはなりません。

今後のエネルギー・環境政策については、二〇三〇年代に原発稼働ゼロを可能とするよう、あらゆる政策資源を投入するとした「革新的エネルギー・環境戦略」を踏まえて、遂行してまいります。その際、立地自治体との約束を守り、国際社会と責任ある議論を行うとともに、国民生活への深刻な打撃が生じないよう、柔軟性を持って不断の検証と見直しを行いながら対処します。

戦後早くから長年続けられてきた原発推進政策を変えることは、決して容易なことではありません。それでも、困難な課題から、目をそらしたり、逃げたり、あきらめたりするのではなく、原発に依存しない社会の実現に向けて大きく政策を転換し、果敢に挑戦をしていこうとするものです。

そして、この新たな挑戦は、経済再生を推し進める第二の原動力ともなります。原子力に依存しない社会を一日でも早く実現するためにはもちろんのこと、日本経済が元気を取り戻すためにも、徹底した省エネ社会の実現と、再生可能エネルギーの導入拡大が鍵を握っています。そのためには、市民の主体的な参画も欠かせません。「グリーン政策大綱」を年末までに策定し、経済対策と併せて、日本から世界へと広がるグリーンエネルギー革命を思い切って加速させます。再生可能エネルギーの導入拡大に不可欠な電力系統の強化や安定化にも取り組みます。オールジャパンの力で、共にこの革命を成し遂げようではありませんか。

世界の歴史の流れの大局を見据えた時、通商国家たる日本がその繁栄を託すべき術は、思慮深い経済外交にあります。経済外交は、中長期的な我が国の立ち位置を示すだけでなく、経済再生の第三の原動力ともなるものです。

約半世紀ぶりに東京で開催したIMF・世界銀行総会は、戦後も今も、世界と共にあってこそ日本の繁栄があることを再確認する機会でもありました。通商国家の要諦は、国際環境の変化への即応です。アジアの片隅に浮かぶ、老いていく内向きな島国として衰退の道へと向かってしまうのか。それとも、世界の発展の中心にあるアジア太平洋地域の核として、二十一世紀の新たな繁栄の秩序づくりを主導し、活力に満ちた開かれた国を目指すのか。後者の道を果敢に選ばなければ、明日(あす)への責任は果たせません。

アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)の実現という目標は、既に内外で共有されています。高いレベルの経済連携を引き続き推進し、自由な貿易・投資が各国に豊かさをもたらし、地域の互恵関係を強化する新たなルールづくりを主導します。そのため、国益の確保を大前提として、守るべきものは守りながら、環太平洋パートナーシップ(TPP)協定と、日中韓FTA、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)を同時並行的に推進します。併せて、日豪EPAなどの交渉を推進し、日EUの早期交渉開始を目指します。

また、アジア太平洋地域の玄関口として大きな潜在力を持つ沖縄については、その自立的な発展を引き続き力強く支援します。

さらに、エネルギー・環境政策の革新を図る過程において、資源国との関係を強化する資源外交を展開し、エネルギー安全保障に万全を期してまいります。

(明日への責任 ~被災地の復興と福島再生を途切れさせない~)

明日(あす)への責任を果たす。それは、大震災のもたらした試練を乗り越えるための支援を一刻たりとも滞らせることなく、被災地の復興への歩みを確実に前へ進めることです。

発災から一年半以上の歳月が流れました。故郷を愛する住民たちの不屈の精神に支えられ、被災地の街の再生に様々な進捗が見られる一方で、政府の取組には、まだまだ不十分な点、至らぬ点があることも事実です。私は、これまで何度も被災地を訪れ、仮設住宅で暮らされている方々の切実な声に接してきました。そうした声にこたえ、厳しい冬を乗り切るため、お風呂に追い炊き機能を付けるなど、寒さへの備えに万全を期してきました。被災された方々のお住まいがなくなるとの懸念にこたえ、仮設住宅の二年の入居期限を延長しましたが、更に災害公営住宅の整備や住宅の高台移転を精力的に進めます。また、被災地からの御要望が特に強い中小企業グループ化補助金の拡充を始めとする予備費の機動的な投入も決めたところです。

これからも、復興庁が司令塔となり、改善すべきは改善しながら、継続的な人的支援、復興特区、復興交付金などの支援を進めます。がれきを処理し、活力ある故郷を甦らせるために奮闘する住民と自治体の努力を、企業やNPOなどとも連携しながら、政府一丸となって支えてまいります。

復興予算の使途に、様々な批判が寄せられています。被災地の復興に最優先で使ってほしいという声に真摯に耳を傾けなければなりません。被災地が真に必要とする予算はしっかりと手当てしつつ、それ以外については、厳しく絞り込んでまいります。

原発事故との戦いは、今もまだ続いています。私が先日訪問した福島第一原発の構内では、過酷な作業を続ける現場の作業員に向けて、全国から送り届けられた応援と感謝の言葉が、壁を埋め尽くしていました。風評被害を払拭しようとする地元の人たちの懸命な努力にこたえ、被災地の産品を食べて応援しようという動きも広がっています。福島を愛し、福島の再生に格闘する人たちの不屈の精神は、それを支えようとする、心ある全国の人々とつながり、確かに響きあっているのです。

福島の再生なくして日本の再生なし。政府全体で共有しているこの強い決意が揺らぐことはありません。内外から寄せられる支援や励ましが止むこともありません。事故原発の廃炉に向けた作業を着実に進めるとともに、除染、賠償、インフラの復旧、産業の再建など福島再生を具体化していくために、予備費による福島企業立地補助金の拡充を始めとする最大限の政策を実施してまいります。

先の大震災は、国全体の防災対策にも大きな警鐘を鳴らしました。これまでに得た教訓を将来発生が懸念されている南海トラフの巨大地震や首都直下地震などの対策に活かしていくことも、私たちに託された明日(あす)への責任です。平素から、大規模自然災害だけでなく、テロやサイバー攻撃なども含め、国民の生命・財産を脅かすような事態への備えを徹底し、常に緊張感を持って危機管理に万全を期します。

(明日への責任 ~国民生活の安心の基盤を固める~)

明日(あす)への責任を果たす。それは、私たちが日々の生活を送る上で感じている将来への不安を少しでも取り除いていくことです。

明日(あす)に希望を持てない若者たちが数多くいます。明日(あす)を担う子どもたちを育てる喜びを実感するよりも、その負担に押し潰されそうになっている親たちがいます。貧困や孤独にあえぎ、あるいはその瀬戸際にあって、明日(あした)の生活さえ思い描けない人や、いじめに怯える子どもたちもいます。

そうした現実から目をそらさず、社会全体として手を差し伸べなければなりません。一人でも多くの人が、働くことを通じて社会とつながる実感を抱くことができるよう、経済全体の再生やミスマッチの解消を通じて、雇用への安心感を育みます。行政の手が行き届かないところにも社会の温もりを届ける「新しい公共」が社会に根付くための環境整備にも努めます。

国民生活の将来に不安が残るのは、年金、医療、介護といった社会保障の道行きに依然として不確かさがあるからです。

チルドレン・ファーストの理念に立脚した子ども・子育て支援については、歴史的な拡充に向けて、既に新たな扉が開かれています。

公党間の約束である三党合意を基礎に、社会保障の残された課題について更に議論を進めなければなりません。早急に「国民会議」を立ち上げ、年金や高齢者医療など、そのあるべき姿を見定め、社会保障の将来に揺るぎない安心感を示していこうではありませんか。

消費税率引上げの意義は理解できても、生活への影響に不安を感じるという声も聞こえます。低所得者対策や価格転嫁対策を具体化するとともに、きめ細やかな社会保障や税制の基盤となるマイナンバー制度を実現しなければなりません。また、所得税や相続税の累進構造を高めるなど、税制面から格差是正を推し進めなければなりません。積み残しとなっている関連法案の早期成立も含め、こうした社会保障・税一体改革の残された課題に、一つひとつ道筋を付けていこうではありませんか。

(明日への責任 ~国家の矜持を保ち、平和と安定に力を尽くす~)

明日(あす)への責任を果たす。それは、国家としての矜持を保ち、アジア太平洋地域の平和と安定に力を尽くしていくことです。

我が国をめぐる安全保障環境は、かつてなく厳しさを増していることは間違いありません。領土や主権をめぐる様々な出来事も生じています。我が国の平和と安全を守り、領土・領海を守るという国家としての当然の責務を、国際法に従って、不退転の決意で果たします。先の国連総会において、私は、こうした我が国の立場を明快に申し述べました。憲法の基本理念である平和主義を堅持しながら、今後とも国際社会への発信を続けるとともに、周辺海域の警備体制の強化に努めます。

同時に、人と人との国境を越える交流は、かつてない深まりを見せています。大局観を持って、中国、韓国、ロシアを始めとする周辺諸国と安定した信頼関係を取り結ぶことは、我が国と地域全体が平和と繁栄を享受するための礎であり、国が果たすべき重大な責務の一つです。

あくまで基軸となるのは、日米同盟です。その基盤をより強固なものにしなければなりません。そうであればこそ、先般、沖縄で発生した許し難い事件は、日本国民、特に沖縄県民の心を深く傷つける事件であり、決してあってはならないものです。事件・事故の再発防止はもちろん、普天間飛行場の移設を始めとする沖縄の基地負担の軽減に向け、全力で取り組んでいくことを改めて誓います。

北朝鮮との関係では、四年ぶりとなる政府間協議を再開すべく調整しています。日朝平壌宣言に則って、拉致、核、ミサイルの諸懸案を解決し、不幸な過去を清算して国交正常化を図る方針を堅持しつつ、拉致問題の全面的な解決に全力を尽くします。

先の国会で述べたとおり、首脳間の信頼関係の強化に努め、周辺諸国との友好・互恵関係の更なる充実に努めてまいります。

(明日への責任 ~政治・行政への信頼回復~)

明日(あす)への責任を果たす。それは、政治と行政への信頼を取り戻すことです。

最高裁判所から違憲状態との警告がなされている衆参両院における一票の較差の是正と、定数削減を含む選挙制度改革は、もはや一刻の猶予も許されません。必ず、この国会中に結論を見出してまいります。

いかなる政権であっても特例公債なしで今の財政を運営することはできません。既に地方予算などで執行抑制が余儀なくされており、このままでは身近な行政サービスなどが滞って国民生活にも重大な支障が生じ、経済再生の足を引っ張りかねません。

「ねじれ国会」の制約のもとで、「政局」第一の不毛な党派対立の政治に逆戻りしてしまうのか。それとも、政策本位で論戦を戦わせ、やらなければならないことにきちんと結論を出すことができるのか。その最大の試金石となるのが、特例公債法案です。一刻も早い法案の成立を図るとともに、予算の裏付けとなる法案の在り方に関して与野党が胸襟を開いて議論を進め、解決策を見出さなければなりません。毎年の特例公債法案を政治的な駆け引きの材料にしてしまう悪弊をここで断ち切ろうではありませんか。

行政改革の歩みも止めてはなりません。地域主権改革は、民主党を中心とする政権にとって改革の一丁目一番地です。関係者の意見を踏まえながら、義務付け・枠付けの更なる見直しや出先機関の原則廃止などを引き続き進めます。また、独立行政法人・特別会計改革、国家公務員の総人件費の抑制、公務員制度改革を引き続き推進するとともに、退職給付の官民較差解消を図ります。さらに、復興に向けた国民負担を軽減できるよう日本郵政の株式売却の準備を進めるとともに、郵政三事業の一体的な運営とユニバーサルサービスの義務付けを基本とする郵政事業改革も着実に進めます。

三 おわりに ~中庸の姿勢で、「明日への責任」を果たす決意~

誰しも、十代遡れば、そこには一〇二四人の祖先がいます。私たちは、遠い昔から祖先たちが引き継いできた長い歴史のたすきを受け継ぎ、この国に生を受けました。戦乱や飢饉の最中にも、明治の変革期や戦後の焼け野原においても、祖先たちが未来の世代を思い、額に汗して努力を重ね、将来への投資を怠らなかったからこそ、今の私たちの平和と繁栄があるのです。

子や孫たち、そして、十代先のまだ見ぬ未来を生きる世代のために、私たちは何を残していけるのでしょうか。

夕暮れ時。一日の仕事を終えて仰ぐ夕日の美しさに感動し、汗を流した充足感に包まれて、明日(あした)を生きていく力が再び満ちていく瞬間です。十年先も、百年先も、夕日の美しさに素直に感動できる勤勉な日本人でありたい。社会に温もりがあふれる、平和で豊かな日本を次の世代に引き継いでいきたいのです。

私たちの目の前には、国論を二分するような、複雑で困難な課題が山積しています。あまりに先行きが不透明で、閉塞感に包まれているが故に、ややもすると、単純明快で分かりやすい解決策にすがりたいという衝動に駆られてしまうかもしれません。しかし、「極論」の先に、真の解決はありません。

複雑に絡み合った糸を一つひとつ解きほぐし、今と未来、どちらにも誠実であるために、言葉を尽くして、進むべき道を見出していく。共に見出した進むべき道を、一歩一歩、粘り強く、着実に進んでいく。私たちの背負う明日(あす)への責任を果たす道は、中庸を旨として、意見や利害の対立を乗り越えていく先にしか見出せません。

国会議員の皆さん。まずは、目の前にある課題に向き合わなければなりません。あくまで政策本位で、未来を慮り、明日(あす)への責任をひたすらに果たしていく政治文化を確立しようではありませんか。

そして、この演説をお茶の間や職場でお聞きいただいている、主権者たる一人ひとりの皆さん。「今が良ければそれでよい」という発想では、国としての明日(あす)への責任は果たせません。主権者たる皆さんの力が必要です。

日本経済の再生の先頭に立つのも、グリーンエネルギー革命を担うのも、活力ある故郷の町を甦らせるのも、皆さんです。国を守る姿勢を貫くのも、日本の将来への危機感を共有して負担を分かち合っていくのも、全て皆さんです。

皆さんが願うのは、党派対立が繰り返され、大局よりも政局ばかりを優先してしまう政治なのでしょうか。それとも、やるべきことを最後までやり抜き、明日(あす)への責任を着実に果たしていく政治なのでしょうか。主権者たる皆さんには、政治の営みを厳しく監視し、明日(あす)への責任を果たす方向へと政治の背中を押してほしいのです。

政権交代以降、民主党を中心とする政権のこれまでの取組は、皆さんの大きな期待にこたえる上では未だ道半ばでありますが、目指してきた社会の方向性は、決して間違っていないと私は信じます。それは、今を生きる仲間と「明日(あした)の安心」を分かち合い、これからを生きていく子や孫たちに「明日(あす)への責任」を果たしていくという強い意思です。中間層の厚みを取り戻し、格差のない公正な社会を取り戻していこうとする断固たる姿勢です。

暮らしや雇用の不安に怯える人たちは、今この瞬間にも、社会の温もりが届けられるのを待っています。未来を生きる声なき弱者たちは、常に、私たちの責任ある行動を待っています。明日(あした)の安心をもたらし、明日(あす)への責任を果たすのは、今です。

今こそ、全ての日本人が手を携えて、分厚い中間層に支えられた、温もりあふれる社会の実現に向けて、更なる一歩を踏み出そうではありませんか。あらん限りの底力を発揮し、将来への自信を確かなものへと変えていこうではありませんか。そして、未来に向かって永遠の時間を生きていく将来の国民たちの声なき期待にこたえていこうではありませんか。

この国会が、明日(あした)の安心をもたらし、明日(あす)への責任を果たす建設的な議論の場となることを強く期待して、私のこの国会に臨んでの所信といたします。

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